サンワカンパ、今期最終を一転赤字に下方修正

　サンワカンパニー <3187> [東証Ｍ] が9月14日大引け後(15:30)に業績修正を発表。21年9月期の最終損益(非連結)を従来予想の5200万円の黒字→4700万円の赤字(前期は1億6800万円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した4-9月期(下期)の最終損益も従来予想の1700万円の黒字→8200万円の赤字(前年同期は1億7100万円の赤字)に減額し、一転して赤字計算になる。

　同時に、期末一括配当は引き続き未定とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　１. 特別損失の計上について　当社が運営する福岡ショールーム（福岡市博多区）について、好立地への移転及び接客効率の向上のために、現施設からの退去並びに新たな施設への移転方針を決定したことにより減損損失として106百万円を計上するものです。なお、新たな施設への移転により、当社のブランドイメージは維持しつつ、中期的に賃借料の削減による収益性の改善を見込んでおります。新ショールームの移転先の詳細、オープン予定日等については、別途お知らせいたします。２. 修正の理由　通期の売上高、営業利益及び経常利益については前回発表予想の水準を概ね維持する見通しですが、当期純利益については、上記の特別損失の計上により、前回発表予想を下回る見込みです。（注）上記の通期業績予想は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。３. 中期的な業績への影響について　2021年９月期の業績に与える影響につきましては、上記の通りとなります。なお、福岡ショールームの移転完了は2022年９月期中を予定しております。当期に完了した東京ショールームの移転と合わせた賃借料の削減効果は、2023年９月期には、2020年9月期と比して、約130百万円となります。