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八洲電機---2Q減収なるも、プラント事業の営業利益は大幅増

配信元:フィスコ
投稿:2020/11/05 15:21
八洲電機<3153>は29日、2021年3月期第2四半期(20年4月-9月)連結決算を発表した。当期に連結子会社を売却した影響等により、売上高が前年同期比19.4%減の241.07億円、営業損失が0.19億円(前年同期は1.22億円の利益)、経常利益が同75.8%減の0.45億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同94.9%減の0.04億円となった。なお、下期に集中する傾向にある売上高及び利益の確実な取込み、並びにグループ全体での原価低減や経費削減を強化することにより、当初の年度見込みを達成する予定としている。

プラント事業の売上高は前年同期比2.3%増の84.04億円、営業利益は同202.7%増の5.95億円となった。鉄鋼・非鉄分野では、鉄鋼分野で市況低迷による設備の休止等が続いているものの、老朽設備の更新や生産能力及び効率の向上、安全確保を目的とした大型案件が予定通り進捗し、売上高は堅調に推移した。石油・化学・ガス分野では、石油分野で国内燃料需要の減少と原油価格下落に伴う影響が続いているが、石油精製設備関連の大型更新工事が予定通り進捗し、売上高は堅調に推移した。

産業・交通事業の売上高は前年同期比13.3%減の157.02億円、営業利益は同47.3%減の4.21億円となった。産業機器分野では、新型コロナウイルス感染症による市況悪化の影響で、設備機械関連セットメーカーの生産減少や電気設備業界の再開発案件遅延等により、売上高は低調に推移した。一般産業分野では、医療及び化学関連顧客の新規設備投資や、セキュリティ事業・ネットワーク事業における新規案件の取込みにより、売上高は好調に推移した。空調設備分野では、設備工事案件及び情報通信分野向け特殊空調が予定通り進捗したが、大口空調機納入案件が減少し、売上高は低調に推移した。交通分野でも、新型コロナウイルス感染症による影響を強く受け、列車運行システム関連工事及び受変電設備の大型更新工事が減少し、売上高は低調に推移した。

2021年3月期通期については、売上高が前期比10.2%減の630.00億円、営業利益が同6.3%減の23.50億円、経常利益が同7.8%減の24.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同18.3%増の16.50億円とする7月30日公表の業績予想を据え置いている。



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配信元: フィスコ
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