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クラボウ<3106>は9日、2023年3月期第1四半期(22年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比20.8%増の340.26億円、営業利益が同68.3%増の15.75億円、経常利益が同76.5%増の25.19億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同39.6%増の16.19億円となった。
2022年4月よりスタートした新中期経営計画「Progress'24」の基本方針である「高収益事業の拡大と持続可能な成長に向けた基盤事業の強化」のもと、成長・注力事業の業容拡大と基盤事業の収益力強化などに取り組んだ。
繊維事業の売上高は前年同期比42.4%増の129億円、営業利益は2.1億円(前年同期は2.9億円の損失)となった。糸は、国内及び海外子会社の受注が回復し、増収となった。テキスタイルは、カジュアル向け素材が、新型コロナウイルス感染症拡大による大幅な受注の減少から回復し、また、ユニフォーム向け素材が順調に推移し、増収となった。繊維製品は、カジュアル衣料の受注増により増収となった。
化成品事業の売上高は前年同期比16.9%増の137億円、営業利益は同5.5%増の6.6億円となった。軟質ウレタンは、国内では半導体不足及び上海ロックダウンによる部品調達難の影響を受けた自動車メーカー各社の生産調整により、きびしい環境で推移したが、海外の子会社は新型コロナウイルス感染症の影響から回復し、全体では増収となった。機能樹脂製品は、自動車向け機能フィルムが低調だったが、半導体製造装置向け高機能樹脂加工品は半導体市場の好況を背景に引き続き好調で、増収となった。住宅用建材は、景観材などの販売が回復し、増収となった。不織布は、自動車向け、衛生材料向けが低調で減収となった。
環境メカトロニクス事業の売上高は前年同期比7.7%減の41億円、営業利益は同4.5%増の1.6億円となった。エレクトロニクスは、上海ロックダウンなどによるグローバルサプライチェーンの混乱の影響を受けて、基板検査装置及び液体成分濃度計などの販売が低調だったが、子会社で半導体洗浄装置の大型案件があり増収となった。エンジニアリングは、半導体業界向け薬液供給装置が増加したが、プラント関係の大型案件が少なく減収となった。バイオメディカルは、撹拌脱泡装置の海外向け販売が順調で増収となり、また、工作機械は、国内及び北米向けの販売が低調で減収となった。
食品・サービス事業の売上高は前年同期比22.5%増の22億円、営業利益は1.4億円(前年同期は0.5億円の損失)となった。食品は、内食需要の定着により、成型スープの販売が好調で、増収となった。ホテル関連は、行動制限緩和や観光事業支援策の効果により、増収となった。
不動産事業の売上高は前年同期比4.3%減の9億円、営業利益は同12.0%減の6.4億円となった。不動産賃貸は、一部テナントのオフィス面積の縮小などにより、減収となり、営業利益は修繕維持費の増加などもあり減益となった。
2023年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比9.7%増の1,450.00億円、営業利益が同7.0%減の70.00億円、経常利益が同13.5%減の76.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同5.4%減の53.00億円とする期初計画を据え置いている。
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2022年4月よりスタートした新中期経営計画「Progress'24」の基本方針である「高収益事業の拡大と持続可能な成長に向けた基盤事業の強化」のもと、成長・注力事業の業容拡大と基盤事業の収益力強化などに取り組んだ。
繊維事業の売上高は前年同期比42.4%増の129億円、営業利益は2.1億円(前年同期は2.9億円の損失)となった。糸は、国内及び海外子会社の受注が回復し、増収となった。テキスタイルは、カジュアル向け素材が、新型コロナウイルス感染症拡大による大幅な受注の減少から回復し、また、ユニフォーム向け素材が順調に推移し、増収となった。繊維製品は、カジュアル衣料の受注増により増収となった。
化成品事業の売上高は前年同期比16.9%増の137億円、営業利益は同5.5%増の6.6億円となった。軟質ウレタンは、国内では半導体不足及び上海ロックダウンによる部品調達難の影響を受けた自動車メーカー各社の生産調整により、きびしい環境で推移したが、海外の子会社は新型コロナウイルス感染症の影響から回復し、全体では増収となった。機能樹脂製品は、自動車向け機能フィルムが低調だったが、半導体製造装置向け高機能樹脂加工品は半導体市場の好況を背景に引き続き好調で、増収となった。住宅用建材は、景観材などの販売が回復し、増収となった。不織布は、自動車向け、衛生材料向けが低調で減収となった。
環境メカトロニクス事業の売上高は前年同期比7.7%減の41億円、営業利益は同4.5%増の1.6億円となった。エレクトロニクスは、上海ロックダウンなどによるグローバルサプライチェーンの混乱の影響を受けて、基板検査装置及び液体成分濃度計などの販売が低調だったが、子会社で半導体洗浄装置の大型案件があり増収となった。エンジニアリングは、半導体業界向け薬液供給装置が増加したが、プラント関係の大型案件が少なく減収となった。バイオメディカルは、撹拌脱泡装置の海外向け販売が順調で増収となり、また、工作機械は、国内及び北米向けの販売が低調で減収となった。
食品・サービス事業の売上高は前年同期比22.5%増の22億円、営業利益は1.4億円(前年同期は0.5億円の損失)となった。食品は、内食需要の定着により、成型スープの販売が好調で、増収となった。ホテル関連は、行動制限緩和や観光事業支援策の効果により、増収となった。
不動産事業の売上高は前年同期比4.3%減の9億円、営業利益は同12.0%減の6.4億円となった。不動産賃貸は、一部テナントのオフィス面積の縮小などにより、減収となり、営業利益は修繕維持費の増加などもあり減益となった。
2023年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比9.7%増の1,450.00億円、営業利益が同7.0%減の70.00億円、経常利益が同13.5%減の76.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同5.4%減の53.00億円とする期初計画を据え置いている。
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