日清紡ＨＤ、今期経常を一転赤字に下方修正

　日清紡ホールディングス <3105> が7月30日大引け後(16:00)に業績修正を発表。20年12月期の連結経常損益を従来予想の180億円の黒字→30億円の赤字(前期は117億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。
　なお、1-6月期(上期)の業績見通しは引き続き開示しなかった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当社グループの各事業は新型コロナウイルス感染症の拡大による影響を受けています。この結果、無線・通信事業はマリンシステム事業での需要の低迷により売上が減少し、マイクロデバイス事業、ブレーキ事業、精密機器事業も世界的な自動車生産台数の落ち込みの影響を受けるなど、売上が大幅に減少しています。また、繊維事業も新型コロナウイルス感染症拡大防止のための店舗閉鎖や販売不振により売上が減少するなど、当社グループの売上高は前回予想を下回る見込みです。　また、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益も売上減少等に伴い前回予想を下回る見込みです。　業績予想の前提となる為替レートにつきましては、1米ドル105円、1ユーロ120円で予想しています。（注）この資料に記載されている業績予想数値につきましては、本資料の発表日現在で得られた入手可能な情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいたものであり、実際の業績はさまざまな要因の変動により予想数値と異なる可能性があります。