アルコニクス、今期経常を20％上方修正・最高益予想を上乗せ

　アルコニックス <3036> が2月9日昼(12:30)に決算を発表。22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の88億円に急拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の90億円→108億円(前期は57.1億円)に20.0％上方修正し、増益率が57.4％増→88.9％増に拡大し、従来の4期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の29.4億円→47.4億円(前年同期は32.2億円)に61.2％増額し、一転して47.1％増益計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比66.7％増の27.4億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の2.6％→7.1％に大幅改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2022年３月期の通期連結業績予想につきましては、半導体・電子部品関連での高水準な需要継続と、好調な自動車関連部材の出荷を背景に、当社グループにおける商社流通及び製造の両セグメントの収益は共に好調であり、営業利益、経常利益、及び親会社株主に帰属する当期純利益が前回予想を上回る見込みです。第４四半期については半導体不足による生産への影響、物流の混乱、及び新型コロナウイルス感染症の変異株であるオミクロン株による感染再拡大等、先行き不透明な状況ではありますが、第３四半期連結累計期間までの経営成績、製品需要や市況の見通し等を考慮し、2021年11月５日に公表した2022年３月期の通期連結業績予想を上記の通り修正いたします。※上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき算出したものであり、今後様々な要因により実際の業績が記載の予想数値と異なる可能性があります。