コロナ禍をきっかけにリモートワークが促進され、個人住宅市場はより一層①駅近・超都心と、②環境・自然・過ごしやすさ追求とに二極化していくものと思われる。その前提に立つと満員電車に乗って東京まで40分、自宅から自転車に乗って駅まで・・・というようなベッドタウンに四人家族向けの新築を購入する従来型スタイルは中途半端な存在となり廃れていくのは必定である。こうした市場変化に対して俄然強いのは①を志向した超都会にあるコンパクトな築古ビンテージ中古マンションを、「新築だから」というようなバブル的付加要素のない適正価格で購入し、自分好みにリノベーションして豊かに暮らすことを提案してくれる住宅ビジネスのはずである。日本人の住宅購入対する考え方が「新築を買って消費するマインド」から「良い資産を適正な価格で購入して運用するマインド」に切り替わっていくのにはまだまだ時間がかかるとは思うが、大きな流れは変わらない認識。この会社の事業は人口減が進み縮小傾向の日本住宅市場においても、大きく成長する。