日本調理機、今期経常を47％下方修正

　日本調理機 <2961> [東証Ｓ] が8月23日大引け後(17:30)に業績修正を発表。22年9月期の経常利益(非連結)を従来予想の5.2億円→2.8億円(前期は6.8億円)に46.7％下方修正し、減益率が23.8％減→59.4％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した4-9月期(下期)の経常利益も従来予想の5.9億円→3.5億円(前年同期は4.1億円)に41.0％減額し、一転して14.3％減益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　売上高につきましては、官公庁を主とした学校給食等の大型施設について2021年９月期と比して減少することが期初より想定されており、2022年９月期におきましては民間の社員食堂等の事業所給食分野での案件獲得に注力した活動を実施してまいりました。しかしながら、新型コロナウイルス感染症による販売活動への影響が期初の想定以上に長期化し、事業所給食分野において厨房予算の縮小化や施工時期の先送り等が顕著となり、また、想定した案件の獲得に至らず、結果として売上高が期初の予想を下回る見込みとなりました。利益面につきましては、原価率はおおむね期初の計画どおりで推移し、販売費及び一般管理費は期初予算より減少を見込んでいるものの、いずれも売上高の減少を補うには至らず、営業利益、経常利益、当期純利益においてそれぞれ前回発表の数値を下回る見通しとなりました。なお、配当予想（期末に一株当たり120円）についての変更はございません。（注）上記の業績予想数値については、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。