日東ベスト、今期経常を一転89％減益に下方修正

　日東ベスト <2877> [東証Ｓ] が10月27日大引け後(15:30)に業績修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の10億円→1億円(前期は9億円)に90.0％下方修正し、一転して89.0％減益見通しとなった。
　同時に、4-9月期(上期)の連結経常損益も従来予想の1億円の黒字→2.8億円の赤字(前年同期は2.9億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　【第2四半期累計期間】第2四半期累計期間の業績につきましては、食品業界において外食を中心に持ち直しの動きがあったものの、原材料価格やエネルギー費等の上昇によるコストの増加、物価上昇による需要の変化で冷凍食品等の売上が予想を下回ったこと等により、当初予想を下回る見込みとなりました。【通期】通期連結業績予想につきましては、第3四半期以降も原材料価格の高騰や競争の激化が続く事の他、エネルギー費の更なる高騰も加わり、経営環境は厳しさを増すものと思われます。そのような環境の中で、顧客ニーズに合った製品の投入や販促活動の強化での売上確保とコスト削減の他、価格改定を行い利益確保に向け取り組み、火災の影響や第2四半期累計期間の業績修正を踏まえ、上記の通り当初予想を修正するものであります。また、山形工場の火災事故による損失額につきましては、現時点で不確定要素が多く、合理的に見積もることが困難な状況にある為、今後業績への影響額が判明し次第、速やかにお知らせいたします。なお、配当予想に修正はありません。上記業績予想は、現時点で入手可能な情報に基づき作成しており、実際の業績は様々な要因により予想数値と異なる場合があります。