アヲハタは年初来高値更新も材料出尽くし感台頭

　アヲハタ<2830.T>は連日の年初来高値更新後、冴えない動き。同社が１日に発表した第３四半期累計（１９年１２月～２０年８月）連結決算は、売上高１５５億９８００万円（前年同期比２．０％増）、営業利益６億５０００万円（同７２．７％増）、純利益４億２００万円（同４７．６％増）と大幅増益となり、これを好感した買いで朝高スタートしたが、その後は材料出尽くし感から冴えない動きとなっている。

　産業用は苦戦したものの、新型コロナウイルス感染症防止策として外出自粛が続き、家庭内食機会の増加による内食需要の高まりが継続したことを背景にジャムやホイップ・スプレッドなど家庭用が好調に推移した。また、今春から夏場にかけて発売した即食タイプの冷凍フルーツ加工品も売り上げに寄与した。

　なお、２０年１１月通期業績予想は、売上高２２０億円（前期比８．５％増）、営業利益８億円（同５９．６％増）、純利益５億８０００万円（同２．５倍）の従来見通しを据え置ている。

出所：MINKABU PRESS