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双日、ビナミルクグループとベトナム最大級の牛の食肉加工工場の稼働を開始

配信元:PR TIMES
投稿:2024/12/17 18:18
~JVLを通じて良質なベトナム国産牛肉の普及を通し、新たな食文化を提案~

双日株式会社(以下「双日」)は、グループ会社のJapan(ジャパン) Vietnam(ベトナム) Livestock(ライブストック) Co., Ltd.(以下「JVL」)を通して、2024年12月17日にベトナム ビンフック省タムダオ地区で、同国最大級の牛の食肉加工工場の稼働を開始しました。高度に衛生管理された環境下で牛肉の冷蔵加工を行うベトナム初(※)の工場で、将来的には年間約1万トンの牛肉製品の出荷を目指します。2025年3月には、工場の隣接地で農場の稼働を予定しており、肥育から加工・販売までの一貫体制で、良質なベトナム国産牛肉製品を安定的に供給し、食文化の発展に寄与します。

【JVLタムダオ食肉加工工場外観】

        
 ベトナムの食肉市場は、現状、豚および鶏の消費が多く、牛肉の年間消費量は約50万トン(日本は約100万トン)にとどまり、流通する牛肉の多くは常温で加工・輸送され、伝統的な市場で販売されています。今後は、さらなる人口増加(2023年時点の人口:約1億人)と所得水準の向上により、牛肉消費量の増加が見込まれ、経済成長に伴う消費者の購買行動の多様化により、冷蔵環境で衛生管理された良質な国産牛肉の需要拡大が予想されます。

 双日は、2021年9月にベトナムの最大手乳業メーカーのVietnam(ベトナム) Dairy(デアリ) Products(プロダクツ) JSC(以下「ビナミルク」)のグループ会社であるVietnam(ベトナム) Livestock(ライブストック) Corporation(コーポレーション) JSCとともにJVLを設立し、牛肉の畜産事業に取り組んでいます。2022年よりテストマーケティングとして日本産牛肉の輸入・販売を開始し、2023年からはベトナム国内の協力工場で加工した国産牛肉製品をスーパーマーケットや飲食店などに販売しています。今回稼働する工場は、年間約3万頭の食肉処理・加工が可能で、将来的には、牛肉製品の生産量約1万トンを目指します。生産された製品は、双日がベトナムで展開している4温度帯に対応した物流センターなどで適切に管理・配送され、双日グループの業務用食品卸最大手であるDaiTan(ダイタン) Viet(ビエット) Joint(ジョイント) Stock(ストック) Company(カンパニー)の得意先の中高級クラスのホテルや飲食店などへの販売も予定しています。

 2025年3月に工場隣で稼働を予定している農場は、約1万頭の牛の肥育が可能です。肥育から加工・販売までの一貫体制で、国産牛肉製品のさらなる安定的な供給を目指します。

 双日は、中期経営計画2026において、「双日らしい成長ストーリー」として成長市場での面展開を掲げています。中でも、取り組みが先行するベトナム市場では、物流事業を起点とした製造・小売など、リテール事業の拡大が進んでいます。本事業においても、これまで構築してきた事業基盤を活かし、商品を流通・販売することで、事業間の連動と成長を促進し、フードバリューチェーンのさらなる強化を図っていきます。


(※)当社調べ。

(ご参考)
【JVLの概要】


【タムダオ食肉加工工場の概要】


【タムダオ農場の概要】


【関連ニュース】
2023年3月8日 https://www.sojitz.com/jp/news/article/20230308.html
2021年3月9日 https://www.sojitz.com/jp/news/article/20210309_01.html
配信元: PR TIMES
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