ＴＰＰ、米大統領「９月の大筋合意目指す」　首相と電話協議
2015/8/27 1:15日本経済新聞　電子版

　安倍晋三首相とオバマ米大統領は26日、７カ月ぶりに電話で協議した。12カ国で交渉中の環太平洋経済連携協定（ＴＰＰ）に関して、オバマ氏は「９月中に何とかしたい」と述べ、来月中に閣僚会合を開いて大筋合意を目指す考えを伝えた。首相周辺が明らかにした。

　ＴＰＰを巡っては、７月末の閣僚会合で大筋合意に達しなかった。日本側では、甘利明経済財政・再生相が来月中の大筋合意を目指す方針を21日の記者会見で表明。米国などと調整を急ぐ考えを示していた。約40分の電話協議は、米側が要請した。