安川情報が続伸、次世代デバイスＦＰＧＡ関連として株価底離れモード

　安川情報システム<2354.T>が続伸、一時３４円高の８５２円まで上値を伸ばした。３月上旬に底入れを明示し、その後目先筋の利食いを吸収してきたが、直近２５日移動平均線を足場に底値圏離脱の動きを強めてきた。

　株式需給面からは信用買い残がやや重荷となっているものの、株価は昨年１０月の高値１３３１円から３６％安と大幅にディスカウントされた水準で、値ごろ感からの買いを引き寄せている。スマートフォンの高機能化や自動車の電装化進展、またＩｏＴ社会を意識して次世代電子回路としてＦＰＧＡやＧＰＵなどが注目されており、安川電機グループのＩＴ技術開発のトップランナーを担う同社はその関連有力株として注目する動きがあるようだ。業績も１９年３月期に売上高１７５億円、営業利益１０億円を数値目標とする中期計画を打ち出しており、業績急回復への期待も大きい。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）