シミックＨＤ、今期経常を16％上方修正

　シミックホールディングス <2309> が7月30日大引け後(15:30)に決算を発表。21年9月期第3四半期累計(20年10月-21年6月)の連結経常利益は前年同期比7.1％増の37.3億円に伸びた。
　併せて、通期の同利益を従来予想の31億円→36億円(前期は28.6億円)に16.1％上方修正し、増益率が8.1％増→25.6％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した4-9月期(下期)の連結経常利益も従来予想の7.3億円→12.3億円(前年同期は4.9億円)に68.3％増額し、増益率が46.7％増→2.5倍に拡大する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比22.1％増の13.6億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の6.6％→6.9％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　 2021年9月期の通期業績見通しにつきましては、2020年11月に公表した予想を、現時点で入手可能な情報に基づき、売上高82,000百万円、営業利益3,500百万円、経常利益3,600百万円、親会社株主に帰属する当期純利益1,700百万円にそれぞれ上方修正いたします。　 新型コロナウイルス感染症の影響によるまん延防止等重点措置や緊急事態宣言により、医療機関訪問規制によるデータ回収等の遅れや医薬品販売量の減少による受託生産量の減少がある一方で、自治体におけるワクチン接種支援業務の拡大を見込んでいます。