森永乳、4-12月期(3Q累計)経常は33％増益・通期計画を超過、今期配当を10円増額修正

　森永乳業 <2264> [東証Ｐ] が2月9日後場(14:00)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比32.7％増の285億円に拡大し、通期計画の280億円に対する進捗率が102.0％とすでに上回り、さらに5年平均の89.3％も超えた。

　会社側が発表した第3四半期累計の実績と据え置いた通期計画に基づいて、当社が試算した1-3月期(4Q)の連結経常損益は5.7億円の赤字(前年同期は36.8億円の黒字)に転落する計算になる。

　同時に、期末一括配当を従来計画の50円→60円(前期は1→2の株式分割前で90円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比16.1％増の67.4億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の4.3％→5.2％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　当社は、配当方針として財務の健全性、内部留保の重要性に留意しつつ、安定的で長期的な配当を実施することを基本方針とし、具体的には、配当性向30％（一過性要因を除く）とすることを目標としております。この方針に基づき、昨年10月には業績予想の修正と合わせて配当予想の修正を実施いたしました。（2023年10月26日付、業績予想及び配当予想の修正に関するお知らせ）当修正内容の発表後、株主・投資家の皆さまと対話を実施する中において、配当を含めた株主還元に対する考え方、経営方針・経営指標などに関する数多くのご意見をいただき議論・検討を重ねてまいりました。これらの考え方のもと、配当方針、配当性向の目標に沿った形で配当予想を引き上げることとし、当期の期末配当金につきましては、１株につき60円と増配させていただく予定です。※上記の予想は、本資料発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際は今後の様々な要因によって予想と異なる可能性があります。