トライステージが反落、双日との資本・業務提携を発表も反応限定的

　トライステージ<2178.T>が反落。１９日の取引終了後に双日<2768.T>との間で、資本・業務提携契約を締結したと発表したが、市場の反応は限定的のようだ。

　今回の提携は、トライステージが持つダイレクトマーケティング支援事業におけるノウハウと、双日が持つリテール事業における実績や海外におけるネットワークを掛け合わせ、両社の企業価値向上を図るのが狙い。また、５月１２日付で双日を処分先として第三者割り当てによる自社株の処分を行うとしており、双日はトライステージの発行済み株数１８．９６％に当たる１４４万５６００株を取得することになる。なお、これによりトライステージは、約３０億３０００万円を調達することになり、調達資金は海外を対象としたＭ＆Ａに充てる予定としている。

　さらにトライステージでは、従来未定としていた１７年２月期配当を期末一括７６円にするとあわせて発表した。前期実績の７５円に対しては１円の増配となる。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）