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エス・エム・エスのニュース
本記事は、【フィスコ個人投資家セミナー】カナミックネットワーク山本社長「医療介護業界のより良い未来を作る!」(前半)の続きです。
★フィスコリサーチアナリスト飯村真由の社長インタビュー★
◇飯村:御社の業界でのシェアと競合として意識している企業は?
◇山本:上場している介護ソフトベンダーはあまりないです。競合としては、東証2部上場のNDソフトウェア<3794>さん。その次がカナミックかなと考えています。専業ではない事業者もおり、エス・エム・エス<2175>さん、富士通<6702>さん、日立<6501>さん、が上場企業では競合となっています。また、医療介護連携ではカナミックがトップシェアを持っています。
◇飯村:今年4月に、医療・介護の6年に1度の同時改定がありますが、御社にとってどのような恩恵がありますか?
◇山本:医療は2年、介護が3年に1度法律の改定があります。最小公倍数で6年に1度の同時の改定が今年の4月にあります。そういう中で、医療保険で大きく変わるのは遠隔医療が解禁されます。介護では、介護ロボットの推進が入り、科学的介護が出てきています。より、ITやAI、ロボットを使った医療・介護が解禁になってくると思われます。今回の法改正では、点数は薄くインパクトは少ないのですが風穴が開いたところが大きいと考えています。また、多職種連携の加算点数が上がりましたので、そういった面では良かったと考えています。
◇飯村:高齢化社会において御社は必要不可欠な存在であり、国策銘柄と捉えていますが、医療介護業界の一番の問題点は何だと考えられていますか?
◇山本:ありがとうございます。最近よく国策銘柄だと言っていただくことが多いのですが、柏モデルなどこれまで無かったものを現場で実証し、国に提言し認めていただくことをずっと続けてきておりますので、今後も国策を作っていけるような銘柄になっていきたいと思っています。医療介護業界の一番の問題点は、人手不足です。全産業で言えると思いますが、特に介護は介護職のなり手がいないというのが大きな課題です。ですが、政府の考えも変わってきており、ICTの活用や外国人人材の活用、技能実習生の解禁、ビザの解禁がこの4月からされ、いま準備が進んでいます。そうするとよりいっそう、ITが必要になってきます。外国人でも使えるように、より機械化されていくと思います。
◇飯村:プラットフォーム化で一番力を入れている分野はどこでしょうか?
◇山本:フィンテックをやりたいと考えています。介護業界においては決済が非常に弱いのが課題です。いまだに、現金か自動引き落としでの支払いが主流です。ここが改善されないと介護業界は良くならないと考えておりますので、カナミックは力を入れていきます。
◇飯村:業績についてですが、今期は投資を予定し、利益は微増と想定されていますが、具体的にはどういった投資を行うのでしょうか?
◇山本:今期は、医療介護の同時改定の年ですのでシステム投資は想定しています。その他、会社を飛躍させる仕込みとして、いろいろ投資したいものがございまして少し多めに予算を確保しています。具体的な額などは開示しておりませんので控えさせていただきます。
◇飯村:上期、上方修正を行いましたが、上方修正に至った経緯をお聞かせください。
◇山本:予想より売上が伸びているところ、また、我々のストックビジネスは利益率がかなり高いというところで売上が伸びると利益につながる。また、上期に想定していました投資が下期にずれ込んだことなどによります。なので、通年予想は据え置きと発表させていただいております。
◇飯村:通期予想に対する進捗が売上高で50%、営業利益が55.6%。前期分析では上期時点での進捗率が売上高で48.8%、営業利益で51.5%だったようです。例年の傾向として上期と下期に偏りが無いということでよろしいでしょうか?
◇山本:前期で言うと偏りはありませんでした。例年の傾向でいうと2Qが多いということが実態としてはあったのですが、昨年は当てはまりませんでした。
◇飯村:介護事業所の5%にシステムが導入されているということですが、今後どれくらいの時期にどれくらいまで伸ばしていけそうだと考えていますか?
◇山本:現在、年間で介護事業所が2万から2万5千増えています。数を増やしても、シェアは上がっていかない可能性がある中、数を取っていっています。シェアを伸ばすというよりは、数を増やす方に注力しております。
◇飯村:今期一番力を入れて取り組むのは?
◇山本:医療介護の改定があるので、システムのリプレイスが多い年になります。先ほどお話した2階部分を広げるのもあるのですが、シェアは伸びてきていますので、1階の刈り取りをする時期に来ていると思います。法改正でのニーズが増える中で、ユーザー数を増やすところに力を入れています。
◇飯村:中期経営計画は出されていませんが、中期的(3年後・5年後)な業績成長イメージとしてはどのようなことが挙げられますか?
◇山本:開示をしていないので、ざっくりとしたイメージにはなりますが、広告を伸ばしていくことが業績成長の一因になると考えています。医療介護に特化した広告は、実はあまり世の中になく、ユーザー数を増やすことでマネタイズできるのではないかと考えています。
◇飯村:最後に、株主還元についてのお考えと投資家の皆様にメッセージをお願いします。
◇山本:上場時から配当を出させていただいております。これからも株主様への還元は続けてまいります。とはいえ我々のようなマザーズ銘柄の場合、業績成長が一番の還元になると思います。B to Bの社会の裏側で活躍している会社ですので、投資家の方に良い企業があると知っていただいて、良い日本をつくるプラットフォームをやっている会社として応援していただければと思います。是非、今後ともよろしくお願いいたします。
◇飯村:山本社長、ありがとうございました!
なお、
個人投資家セミナーの詳しい内容についてはフィスコIRのサイトにて動画が公開となりましたので、そちらを是非ご覧ください♪
<MH>
★フィスコリサーチアナリスト飯村真由の社長インタビュー★
◇飯村:御社の業界でのシェアと競合として意識している企業は?
◇山本:上場している介護ソフトベンダーはあまりないです。競合としては、東証2部上場のNDソフトウェア<3794>さん。その次がカナミックかなと考えています。専業ではない事業者もおり、エス・エム・エス<2175>さん、富士通<6702>さん、日立<6501>さん、が上場企業では競合となっています。また、医療介護連携ではカナミックがトップシェアを持っています。
◇飯村:今年4月に、医療・介護の6年に1度の同時改定がありますが、御社にとってどのような恩恵がありますか?
◇山本:医療は2年、介護が3年に1度法律の改定があります。最小公倍数で6年に1度の同時の改定が今年の4月にあります。そういう中で、医療保険で大きく変わるのは遠隔医療が解禁されます。介護では、介護ロボットの推進が入り、科学的介護が出てきています。より、ITやAI、ロボットを使った医療・介護が解禁になってくると思われます。今回の法改正では、点数は薄くインパクトは少ないのですが風穴が開いたところが大きいと考えています。また、多職種連携の加算点数が上がりましたので、そういった面では良かったと考えています。
◇飯村:高齢化社会において御社は必要不可欠な存在であり、国策銘柄と捉えていますが、医療介護業界の一番の問題点は何だと考えられていますか?
◇山本:ありがとうございます。最近よく国策銘柄だと言っていただくことが多いのですが、柏モデルなどこれまで無かったものを現場で実証し、国に提言し認めていただくことをずっと続けてきておりますので、今後も国策を作っていけるような銘柄になっていきたいと思っています。医療介護業界の一番の問題点は、人手不足です。全産業で言えると思いますが、特に介護は介護職のなり手がいないというのが大きな課題です。ですが、政府の考えも変わってきており、ICTの活用や外国人人材の活用、技能実習生の解禁、ビザの解禁がこの4月からされ、いま準備が進んでいます。そうするとよりいっそう、ITが必要になってきます。外国人でも使えるように、より機械化されていくと思います。
◇飯村:プラットフォーム化で一番力を入れている分野はどこでしょうか?
◇山本:フィンテックをやりたいと考えています。介護業界においては決済が非常に弱いのが課題です。いまだに、現金か自動引き落としでの支払いが主流です。ここが改善されないと介護業界は良くならないと考えておりますので、カナミックは力を入れていきます。
◇飯村:業績についてですが、今期は投資を予定し、利益は微増と想定されていますが、具体的にはどういった投資を行うのでしょうか?
◇山本:今期は、医療介護の同時改定の年ですのでシステム投資は想定しています。その他、会社を飛躍させる仕込みとして、いろいろ投資したいものがございまして少し多めに予算を確保しています。具体的な額などは開示しておりませんので控えさせていただきます。
◇飯村:上期、上方修正を行いましたが、上方修正に至った経緯をお聞かせください。
◇山本:予想より売上が伸びているところ、また、我々のストックビジネスは利益率がかなり高いというところで売上が伸びると利益につながる。また、上期に想定していました投資が下期にずれ込んだことなどによります。なので、通年予想は据え置きと発表させていただいております。
◇飯村:通期予想に対する進捗が売上高で50%、営業利益が55.6%。前期分析では上期時点での進捗率が売上高で48.8%、営業利益で51.5%だったようです。例年の傾向として上期と下期に偏りが無いということでよろしいでしょうか?
◇山本:前期で言うと偏りはありませんでした。例年の傾向でいうと2Qが多いということが実態としてはあったのですが、昨年は当てはまりませんでした。
◇飯村:介護事業所の5%にシステムが導入されているということですが、今後どれくらいの時期にどれくらいまで伸ばしていけそうだと考えていますか?
◇山本:現在、年間で介護事業所が2万から2万5千増えています。数を増やしても、シェアは上がっていかない可能性がある中、数を取っていっています。シェアを伸ばすというよりは、数を増やす方に注力しております。
◇飯村:今期一番力を入れて取り組むのは?
◇山本:医療介護の改定があるので、システムのリプレイスが多い年になります。先ほどお話した2階部分を広げるのもあるのですが、シェアは伸びてきていますので、1階の刈り取りをする時期に来ていると思います。法改正でのニーズが増える中で、ユーザー数を増やすところに力を入れています。
◇飯村:中期経営計画は出されていませんが、中期的(3年後・5年後)な業績成長イメージとしてはどのようなことが挙げられますか?
◇山本:開示をしていないので、ざっくりとしたイメージにはなりますが、広告を伸ばしていくことが業績成長の一因になると考えています。医療介護に特化した広告は、実はあまり世の中になく、ユーザー数を増やすことでマネタイズできるのではないかと考えています。
◇飯村:最後に、株主還元についてのお考えと投資家の皆様にメッセージをお願いします。
◇山本:上場時から配当を出させていただいております。これからも株主様への還元は続けてまいります。とはいえ我々のようなマザーズ銘柄の場合、業績成長が一番の還元になると思います。B to Bの社会の裏側で活躍している会社ですので、投資家の方に良い企業があると知っていただいて、良い日本をつくるプラットフォームをやっている会社として応援していただければと思います。是非、今後ともよろしくお願いいたします。
◇飯村:山本社長、ありがとうございました!
なお、
個人投資家セミナーの詳しい内容についてはフィスコIRのサイトにて動画が公開となりましたので、そちらを是非ご覧ください♪
<MH>
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