ｎｍｓ、上期営業を一転黒字に上方修正

　ｎｍｓ　ホールディングス <2162> [ＪＱ] が11月4日午前(09:30)に業績修正を発表。21年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結営業損益を従来予想の1億円の赤字→1.4億円の黒字(前年同期は2.7億円の黒字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。
　なお、通期の営業利益は従来予想の6億円(前期は9.2億円)を据え置いた。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当第２四半期連結累計期間は、新型コロナウイルス感染症拡大による自動車関連分野の減産影響や海外各国・地域におけるロックダウン等、経済活動停滞の影響を受けましたが、第２四半期に入り、中国における経済活動の回復が顕著となり、国内においてもＨＳ事業を中心に半導体・電子部品関連等、繁忙な業種において需要が堅調に推移しています。　一方、ＥＭＳ事業において、国を越えて人の往来が制限されたことにより、計画していたベトナム拠点やメキシコ拠点における新製品の立ち上げが想定以上に後ろ倒しになる等の影響があったものの、グループ全体で徹底した固定費削減を実行し、利益の確保に努めました。　以上のことから、営業利益は前回発表予想を大幅に上回り、黒字転換する見込です。また、経常利益、四半期純利益についても、営業利益の増加により、前回発表予想に対し、損失額が縮小する見込です。　なお、2021年３月期通期（2020年４月１日～2021年３月31日）業績予想に変更はありません。