昭和産 Research Memo（6）：国内で発生した米ぬかを使用し「健康こめ油」を開発。大豆ミート「まめたん」は好調

■トピックス

国産の米ぬかを使用した米油「健康こめ油」を2020年9月1日より全国で発売開始した。米油はプレミアムオイルのなかでも成長が顕著な市場である。昭和産業<2004>が開発した「健康こめ油」の特徴は、国内で発生した米ぬかを使用していることである。加えて同製品は、ビタミンE（栄養機能食品）を豊富に含有しているほか、希少成分である「ガンマ-オリザノール」、必須脂肪酸「リノール酸（オメガ6）」を含んでいる。そのほか、万能中華調味料「味覇」とコラボレーションした「味覇から揚げ粉」も好調で、「北海道お好み焼粉」「北海道たこ焼粉」なども順調な出足となっている。

また、水で戻すだけでひき肉の代わりに使える大豆ミート「まめたん」を2020年10月1日より全国で発売した。健康志向の高まりやプロテインブームなどにより需要が拡大しているなか、業務用の知見を生かし、大豆たんぱく製品を一般家庭向けにも提案するなど業務用・家庭用の両面から大豆たんぱくの販売強化を図ったところ、想定を上回る好調ぶりとなっている。また、クリスマスやバレンタインなど、冬にトップシーズンとなる「MOCHIcco（モチッコ）ホットケーキミックス」なども順調のようだ。

（執筆：フィスコアナリスト　村瀬智一）

＜EY＞