明星工業の売買予想

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買い予想

財務改善が明白。海外事業に期待!

予想株価
890円
現在株価との差-451 (-33.63%) 
登録時株価
200.0円
獲得ポイント
+1,615.16pt.
収益率
+568.50%
期間 長期(数ヶ月~数年)
理由 業績(会社計画の修正発表を含む)
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過去の経営成績を見ると、粗利益率は約18~21%で推移し安定している。売上高営業利益率も粗利率に左右され7~12%で推移している。ROAが17年3月期から比べると4.2%から約2倍以上となっており資産効率が格段にアップしている。特筆すべきは、有利子負債の削減か。16年3月期の有利子負債比率は127.99%であったが、21年3月期に32.98%まで削減している。安定した営業キャッシュフローのおかげだろう。

【事業内容(企業サイトから)】
発電所や化学プラント、LNG(液化天然ガス)関連施設等に代表される工業設備に欠かせない熱絶縁工事を主力とする建設工事会社。
工業炉で2,000度もの高温から設備を守り、LNG運搬船でマイナス160度の超低温を保つ同社の断熱技術は、国内外の多くのユーザーから高い評価と信頼を得て、省エネや地球環境の保全に広く貢献している。
■断熱事業
 産業用設備、機器等の熱断熱工事および工業炉の築炉・耐火工事において、プラント設備の熱効率を上げるとともに、エネルギー消費を抑えることで地球の温暖化防止に貢献。また、付帯事業として鋼構造物工事、管工事、防食・塗装工事などを展開している。
■環境関連事業
 工場施設の防音工事、煙突ライニング工事、コンクリート耐震補強工事、ごみ焼却場の設備工事、アスベストの除去工事などでクリーンかつ安全な環境を実現する。
■海外事業
世界の産油諸国、資源保有国の石油精製設備、LNG(液化天然ガス)製造・貯蓄設備等における豊富な工事実績を誇っている。
■クリーンルーム事業
半導体・液晶等のエレクトロニクス産業やバイオテクノロジー、医療産業分野におけるクリーンルームの内装仕上工事を展開。高品質な技術により最先端の作業環境を提供する。
■断熱材製造・販売事業
保湿性と耐熱性に優れた断熱材「ケイカルエース スーパーシリカ」は超軽量けい酸カルシウム保温材として国内有数のブランド。
■機械器具製造
各種ボイラー、産業用焼却炉の製造、据付工事を通じてボイラープラント、ごみ処理施設などの分野で省エネルギー、公害規制対策等に貢献。今後はバイオマス(生物資源)を燃料とした環境配慮型ボイラーのニーズに対応する。

【事業環境(直近の決算短信から)】
国内外で顧客への積極的な受注活動を展開したが、需要分野の設備投資の抑制等が影響し、当第2四半期連結累計期間の受注高は17,520百万円(前年同期比32.2%減)の計上となった。
売上高も海外大口案件の一巡および国内一般断熱工事の減少が影響し、18,202百万円(前年同期比13.5%減)となり、営業利益は売上総利益率の減少、販売費及び一般管理費の増加もあり、1,175百万円(同53.5%減)、経常利益は1,236百万円(同50.1%減)、四半期純利益は830百万円(同66.7%減)の計上となった。
①建設工事業
売上高はクリーンルーム分野の前期受注案件の引渡しは順調に推移したものの、海外大口案件・国内一般断熱工
事の減少等があり、16,951百万円(前年同期比14.8%減)となり、営業利益につきましては売上総利益率の減少等
もあり1,106百万円(同57.6%減)の計上となった。
②機械器具製造業
ボイラー分野の新缶等受注案件の引渡しが順調に推移し、売上高は1,250百万円(前年同期比8.5%増)となり、
営業利益はコスト削減効果もあり47百万円の計上となった。(前年同期は105百万円の営業損失)

現状、予想PER6.73倍、PBR0.44倍、予想ROE6.56%、予想配当利回り3.03%、自己資本比率は54.05で有利子負債比率26.56%。進捗率考えると、通期では予定通り着地しそうだ。サウジアラビア王国に現地法人を開設するなど海外への事業展開を行っており今後の収益に貢献することが期待される。今は、設備投資の抑制によって収益は圧迫されているが、地球人が消費するエネルギーの量は世界人口の増加によってますます拡大していく傾向にあると思うので、まだまだ事業拡大の余地があると思う。有利子負債の返済に数年かけて財務内容がかなり改善されているので、そろそろ配当に回してくれるのかな?
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