三機工、今期経常を31％上方修正・33期ぶり最高益、配当も25円増額

　三機工業 <1961> [東証Ｐ] が11月11日後場(14:00)に決算を発表。25年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比3.5倍の66.3億円に急拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の130億円→170億円(前期は127億円)に30.8％上方修正し、増益率が2.0％増→33.3％増に拡大し、33期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比4.7％減の103億円に減る計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の85円→110円(前期は85円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比3.0倍の45.5億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の2.7％→7.6％に大幅改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　【連結業績修正及び個別業績修正】　通期の連結業績予想につきましては、当中間連結会計期間の業績を踏まえ、今後の見通しを精査した結果、売上高は、大型繰越工事の進捗が期初の予想以上に見込まれること等により、前回予想を上回る見込みであります。各段階利益は、増収及び採算性を重視した受注活動に加え、施工における原価低減の取り組みの継続による工事採算の改善等を見込み、すべての利益項目で前回予想を上回る見込みであります。個別業績予想につきましても同様の理由により前回予想を修正しております。　通期の連結受注高は、230,000 百万円の見込みであります。都市再開発等のビル空調衛生分野やEV 電池工場等の産業空調分野の受注が堅調に推移していること等により、2024年５月10日に2024 年３月期決算短信にて公表しました予想(210,000 百万円)を上回る見込みであります。（注１）前回発表予想(Ａ)欄の１株当たり当期純利益は、連結につきましては2024年８月９日公表時の数値を、個別につきましては、2024年５月10日公表時の数値を記載しております。（注２）上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。