九電工が１５年３月期業績予想を上方修正、首都圏などでの大型工事の施工順調

　九電工<1959.T>がこの日の取引終了後、１５年３月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の３０３０億円から３１５０億円（前期比１２．８％増）へ、営業利益を同１３２億円から１６０億円（同２．２倍）へ、純利益を同７６億円から１０２億円（同２．８倍）へ上方修正した。今期に入り受注した太陽光発電関連工事や首都圏を中心とした大型工事の施工が順調に進捗することに加えて、施工・品質・コスト面の社内管理を一元化して、徹底した原価低減を推し進めたことなどで、工事採算性が向上したことが要因としている。
　同時に発表した第３四半期累計（４～１２月）決算は、売上高２１１６億３７００万円（前年同期比１７．３％増）、営業利益９７億４１００万円（同２．４倍）、純利益６８億円（同３．１倍）だった。さらに、２０年３月期を最終年度とする中期経営計画を策定しており、最終年度に売上高３５００億円、営業利益２１０億円（売上高営業利益率６．０％）以上を目指すとした。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）