弘電社、今期経常を12％上方修正、配当も20円増額

　弘電社 <1948> [東証２] が3月6日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。20年3月期の連結経常利益を従来予想の21億円→23.5億円(前期は28.2億円)に11.9％上方修正し、減益率が25.7％減→16.8％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の14.2億円→16.7億円(前年同期は21億円)に17.5％増額し、減益率が32.1％減→20.2％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の200円→220円(前期は200円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　受注済み案件での一部売上計上時期ずれ等の影響により売上高は減少となるものの、施工管理・施工方法の改善による資材コストの圧縮等の工事原価低減策を強力に推進した結果、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益については、前回公表した予想値を上回る見込みであります。

　当社は、株主の皆様に対する利益還元を重要な経営方針として位置付け、財務体質の強化と将来の事業展開に備えるための内部留保の充実、また、今後の業績の動向等を総合的に判断し、安定的な配当に努めることを基本方針としております。この方針のもと、当期の連結業績の動向を検討したところ、前記１．通期連結業績予想の修正のとおりの業績が見込まれることから、期末配当金につきまして前回予想から１株当たり20円増額し、１株当たり220円とすることといたします。※本資料に記載されている予想数値は、現時点で入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績等は、さまざまな要因により大きく異なる場合があります。