http://news.finance.yahoo.co.jp/detail/20120331-00930813-mosf-stocks

東日本大震災の復旧・復興工事の進展で、法面対策工事や地盤改良工事の増加が期待される。また、高度成長期に建設された橋りょうなどの老朽化が進んでいることから、今後、補修・補強の受注の増加も想定され、業績に寄与することが期待される。

東日本大震災の被害や首都高速道路の老朽化問題の影に隠れてしまった格好だが、生活に密着した橋りょうの老朽化問題が深刻化している。国土交通省の１１年４月の調査によれば、橋長１５メートル以上の全国の道路橋は約１５万５０００橋あるが、建設後５０年以上を経過した橋りょうの割合は８％あり、今後は高度成長経済のもとで建設された物件が増加し、１０年後には２６％に急増するとみられている。現在までに緊急性の高い工事は行われているとみられるものの、インフラ整備に関しては「想定外」が通用しなくなったことから、今後、老朽化した橋りょうの補修・補強が進みそうだ。

　株価は２月８日に５３２円の昨年来高値を付けたあと、高値圏でのもみ合いが続いている。ＰＢＲは０．９倍台で割安感があり、今後の修正高に期待したい。