飛島建、大豊建など高い、リニア工事着工前夜で物色資金が再流入

　飛島建設<1805.T>、鉄建<1815.T>、大豊建設<1822.T>、熊谷組<1861.T>などリニア中央新幹線工事で活躍が期待される建設株が買い優勢の展開となっている。２０２７年に品川―名古屋間で開業を目指し、４５年には品川―大阪間での全線開通が青写真としてあるリニア新幹線の関連工事着工を１７日に控え、このスケジュールを意識した物色資金が再び流入している。品川と名古屋を結ぶ全長２８５キロメートルのうち、その８６％をトンネル区間で占めており、ＪＲ向けトンネル工事での技術や実績を持つ企業が注目を集めやすい。山梨県実験線の延伸工事でトンネルおよび橋梁工事に参画した実績を持つ飛島建やＪＲ向け鉄道工事でトップクラスの鉄建、大深度地下ではシールド工法の雄である大豊建などが注目されるほか、トンネル工事では業界内で一目置かれ、東京外環道トンネル工事などでも受注実績を上げている熊谷組などはその有力対象となっている。

飛島建の株価は１２時３５分現在２７４円（△７円）
鉄建の株価は１２時３５分現在４５７円（△２円）
大豊建の株価は１２時３５分現在４９１円（△４円）
熊谷組の株価は１２時３５分現在３５７円（△３円）



出所：株経通信（株式会社みんかぶ）