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清水建設

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株価(06/28)

903.5
-1.7(-0.18%)

清水建設の個人投資家の売買予想

買い予想

123

予想株価

499
現在株価との差
-404.5
登録時株価

451.0円

獲得ポイント

+284.67pt.

収益率

+100.33%

期間

中期投資 (数週間~数ヶ月単位で売り買い)

理由

その他

123
2件のコメントがあります
2013/12/12 07:49
月7日に2020年の東京五輪開催が決定してから約3カ月を経過し、株式市場では一時急騰した五輪関連銘柄の人気が鎮まった。当初大きく買われた大手建設株は急騰後にさえない動きとなり、市場関係者の間では「ご祝儀相場が終わった」との見方が広がっている。

 五輪相場を引っ張ったのが大成建設である。前回(1964年)の東京五輪のメイン会場である国立競技場を施工した大成建設の株価は、五輪開催発表前の9月6日は407円だったが、10日には535円と7年5カ月ぶりの高値を付けた。ちなみに、前回東京五輪が始まった日に当たる10月10日の終値は484円。

「新国立競技場の受注が決まるまでは、大成建の株価は強い展開が続く」(中小証券)との見立てから、一部で91年以来の4ケタ(1000円)まで上昇するのではという声も聞かれたが、間もなく利益確定売りが目立ち始め、株価は500円を割り込んだ。

 東急建設の株価も急騰した。9月6日の終値240円から、18日の高値800円まで3.3倍に跳ね上がった。東京五輪の決定後は動きが一変し、9月9日からは連日のように年初来高値を更新し、急騰が続いた。9日から17日まで6営業日中5営業日でストップ高(1日の制限された値幅の上限まで値上がりした状態)となった。18日まで大幅な値上がりを続けたのは東急建設だけだった。

 東京五輪の会場や施設の要所のひとつが渋谷。東急建設は東急グループの本拠地である渋谷の開発に強い、というのが急騰した理由だ。10月に入ってからはさすがに騰勢は鈍り、500円台で推移している。ちなみに11月13日の終値は539円(10円安)だった。東急建設の飯塚恒生社長は「東京五輪の開催決定後、株価は一時3倍以上に上昇した。これまでの渋谷開発の実績に注目が集まったのではないか。渋谷再開発計画については、五輪開催をにらみ、前倒しの動きが出てくるだろう」と語る。

 清水建設は10月10日に473円まで買われた。五輪決定直後の9月10日に年初来高値の536円を付けたあと、450円前後に反落していたが、再び上昇した。宮本洋一社長が10月8日付日本経済新聞の取材で、東京五輪の開催効果によるインフラ工事などで「3、4年後に1500億円程度の増収が見込める」「受注額は今期(14年3月期)比1500億円増の1兆2000億円に達する」とコメントしたことが材料視された。大手ゼネコンの首脳が、東京五輪での受注見通しに言及したのは初めて。だが、受注増の見込みはさほど大きくはなかった。清水建設は東京五輪の本命ゼネコンでないことがわかったという辛口の見方が出ており、11月13日の終値は483円(3円安)だ。

 東京五輪の経済効果は3兆円以上、約4500億円の予算が投下されるといわれているが、この数字は20年まで7年間のトータルの金額で、1社あたりの受注額は単純計算では大きくならない。
脱デフレを目指す安倍晋三政権の経済政策・アベノミクスの効果や東日本大震災の復興需要などを支えに、大手ゼネコン各社は14年3月期に営業増益を見込んでいたが、人手不足、資材高騰から慎重な見方に変わった。鹿島は連結営業利益を従来予想の310億円(前期比68%増)から180億円(同3%減)に大幅に下方修正した。大成建設は前年同期比12%増の400億円、清水建設は18%増の155億円を予想。大林組は低採算案件の計上が響き、32%減の240億円と営業減益の見込みだ。

 加えて、各社の予想PER(株価収益率)は20~30倍に達し、株価に割安感は乏しい。ドイツ証券は9月25日、大手ゼネコン各社の投資判断を格下げした。東京五輪の代表銘柄である大成建設については、「ホールド」(所有する)から「セル」(売り)に格下げ、目標株価は410円を継続した。消費税の引き上げに伴う民間設備投資の減速で、得意とする民間からの受注は盛り上がることなく、下期にかけて失速する可能性が高いと判断したためだ。

 鹿島、清水建設の投資判断も「ホールド」から「セル」に、大林組は「バイ」(買い)から「ホールド」に格下げした。

 建設株は東京五輪の開催に加え、リニア新幹線の着工という追い風が吹いた。平成バブル崩壊後、一度もなかった「建設株バブル相場」がやってくると期待する向きがあった。しかし、消費増税が決まり、当初の熱気は冷めてしまった。民間設備投資の減速という逆風が吹きつけ、建設株の上昇は長続きしないという見方が強まっている。

 さらに、スーパーゼネコンの13年4~9月決算が発表になったが、労務費の上昇や鋼材などの資材価格の高騰で採算が悪化した。足元のコスト高の状況は東京五輪まで続くといった厳しい見方まで出ている。

 20年の東京五輪開催に向け、今後インフラ整備が本格化する中、建設関連株がどのような動きをするのか、市場の関心が集まっている。
2013/9/8 18:17


小学生は「宿題は明日やる」と言うが、安倍首相は「そもそも宿題はありません」と言ったのだ。

猪瀬直樹東京都知事は、東京五輪開催が決定した後のインタビューで「これで希望を作ることができる」と紅潮した顔で答えた。招致におけるメインスローガンは、「今、ニッポンにはこの夢の力が必要だ」だった。

必要とされていた夢がこうして手に入り、これで希望が作れるのだと言う。あまりにも浮ついてはいないか。投票直前の安倍首相のスピーチも含めた上で皮肉めいた言い方をすれば、欲しかった希望は、「国民の希望」ではなく「原発に対する希望的観測」だったのではないか。

投票が始まる直前に新聞受けに差し込まれた朝刊を引っこ抜いて、日本に五輪を行なう資格などないのではと根から疑った。進む投票を横目で見つつ、IOC総会での最後のプレゼン&質疑応答で放たれた安倍首相の発言要旨にうなだれた。

福島第一原発での汚染水漏れに対して、「状況はコントロールされている。決して東京にダメージを与えるようなことを許したりはしない」(9月8日・朝日新聞朝刊)とした。4日の会見で招致委員会の竹田恒和理事長が「東京は水、食物、空気についても非常に安全なレベル」「福島とは250キロ離れている」(9月7日・東京新聞朝刊)と、「中央が良ければ」という信じ難い考えを漏らしたが、7年後の大きなパーティの準備に明け暮れるあまり、目の前に山積した課題を放ってしまった。宿題をサボって遊びに行く小学生でもあってもそれなりに宿題のことをプレッシャーにしながら遊んでいるはずだが、この方々には、そういった後ろめたさがない。小学生は「宿題は明日やる」と言うが、この人たちは「そもそも宿題はありません」と言ったのだ。子どもじみている、と書いたら、子どもに失礼だ。

失われた希望を元に戻さずに、新しく希望を作ろうという。非道ではないか。

国際原子力事象評価尺度(INES)の暫定評価を、「レベル1(逸脱)」から「レベル3(重大な異常事象)」に引き上げられた経緯のなかで、今現在の汚染水漏れを「状況はコントロールされている」と断言してしまう異様さをIOCの委員たちが最終的に察知できなかったのは残念だが、そもそもIOCは国際機関ではないし収入源の安定を最優先する組織だから、この汚染漏れの実態がどこまで最終的な判断基準として問われたかは分からない。

それにしても、目の前にある重大な事実を、「夢」「希望」という(現時点では)空疎なメッセージで覆い被せようとする働きかけに飲み込まれてはいけない。たったの2年半前に、経済優先のために進めてきた国策によって、個人がすさまじく軽視されたことを実感したばかりではないか。東京五輪が開催されれば数十万人が海外から日本にやってくる。それによる経済効果も期待される、財界の期待も膨らむ。その数十万人の一方で、福島県民は今でも約15万人が避難をしている。失われた希望を元に戻さずに、新しく希望を作ろうという。これって本当に、非道ではないか。物事には、順番がある。その順番を完全に誤っている。

「直ちに人体や健康に影響はない」と「健康問題は今までも現在も将来も、まったく問題ない」

「汚染水による影響は福島第一原発の港湾内の0.3平方キロメートル範囲内で完全にブロックされている」「健康問題は今までも現在も将来も、まったく問題ない」、この安倍首相の発言は極めて重い。安倍首相がこの場で「完全に」「まったく」と断定したことを絶対に覚えておくべきだし、とりわけ健康問題について「将来も」まったく問題ない、としたことについて、その論拠の明示を求めなければならない。

原発事故発生直後、当時の官房長官であった枝野幸男は「直ちに人体や健康に影響はない」と繰り返した。「じゃあ将来は?」という問いには答えが用意できなかったのだ。今回、安倍首相は「健康問題は将来も、まったく問題ない」と言い切った。そう言い切れる理由はどこにあるのか。直ちに明示をすべきだ。

「健康問題は今までも現在も将来も、まったく問題ない」とした後に、安倍首相はこう続けている。「完全に問題のないものにするために、抜本解決に向けたプログラムを私が責任をもって決定し、すでに着手している」。現在着手しているプログラムは、「完全に問題のないものにするため」のもの。となれば、その前に発言した、「まったく問題ない」は早々に崩れる。ヘッドラインだけではなく事実を見てほしいと安倍首相は言うが、そちらのお粗末なヘッドラインを正すのが先ではないのか。

経済と夢と希望が巨大なスピーカーで連呼されたとき、悲痛で切実な声は届かなくなる。

いざ開催が決定すると、五輪と福島を絡めて冷静に発言することに、「こうして皆が喜んでいる時になんで水をさすのか」という雰囲気が立ちこめるのだろう。そして、(だからこそ)「今、ニッポンにはこの夢の力が必要だ」というスロガーンが巧妙に声高に動き出す。これで経済が活性化される、という言葉は、かつて地方に原発を量産したときに放たれた、これで地域が潤うんだからいいじゃないですかと、同義だ。あの時は起きるかもしれない事故に目を向けさせないようにしたわけだが、今回は起きてしまった事故に目を向けさせないようにしてみせたわけだ。こうして、経済と夢と希望が巨大なスピーカーで連呼されたとき、悲痛で切実な声は届かなくなる。

もう一度繰り返す。小学生は「宿題は明日やる」と言うが、この人たちは「宿題はありません」と言ったのだ。7年後の五輪開催は確かにめでたいが、まずは、その希望のために大きな宿題を揉み消そうとする非道に厳しい目を向けなければいけない。


武田 砂鉄
フリーライター


フリーライター。「CINRA.NET」にて、「フジワラノリ化論」 「コンプレックス文化論」を連載。雑誌「beatleg」「STRANGE DAYS」「TRASH UP!!」などでも執筆中。 ここでは、時事・芸能を中心に、見過ごしがちな違和感をわざわざ 書き留める。

official site
武田砂鉄 ホームページ

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