コムシスＨＤ、前期経常を22％下方修正

　コムシスホールディングス <1721> [東証Ｐ] が4月24日大引け後(15:30)に業績修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の390億円→305億円(前の期は440億円)に21.8％下方修正し、減益率が11.4％減→30.7％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の287億円→202億円(前年同期は253億円)に29.5％減額し、一転して19.9％減益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　２０２３年３月期通期連結業績予想につきましては、売上高においては、モバイル関連工事の減少に加え、ＩＴソリューション・社会システムの成長分野における発注者の計画見直しによる受注遅れ、工事資材等の納入遅延による工事進捗遅れなどの影響により、前回発表値を下回る見込みであります。また、損益面においても、売上高減少、工期延伸によるコスト増及び想定を上回る資材価格高騰のほか、大型プロジェクトにおいて一過性の損失を計上したことから、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益が前回発表値を下回る見込みであります。（注）　上記の業績予想は、現時点において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、様々な要因によって予想数値と異なる可能性がありますことをご承知おきください。