中外鉱業の株を保有する賢明なる株主諸氏の多くは、鬼滅銘柄であるからして株価が高騰すると予想するとの御見解を申し述べておられるが、小生は今回、それとは異とする内容の愚考をここで申し上げる次第である。

長文で申し訳ないが、どうか寛容なる心で御許しを賜りたい。

小生が今回予想せし価格を見て、賢明なる中外ホルダー諸氏は既にお気付きかと思われるが、正に当時、金の最高値更新の報道を受けて高騰した際の最高値である。

今回、金の最高値更新に伴う中外株の高騰を予測したのは、現在のアメリカ大統領選挙における黒い白鳥を危惧しての事である。

仮定の話で恐縮であるが、目下バイデン氏に出されている暫定当選の結果が今後の選挙動向により取り消し、または裁判やその他の事態によりトランプ大統領再選となった場合、バイデン氏側についている左派及び無政府主義を標榜せし団体による過激な反トランプ暴動などが起こる可能性は大いに高いと考えられる。

その際に、想定される最悪の事態を愚考するに、治安の悪化、騒乱による民衆の恐懼などが連日報道される事態となり、ダウならびにＳ＆Ｐ、ナスダックへ与える影響はコロナショック級となる事は安易に想像出来る。

それに連動する形で世界の株式市場は大暴落を巻き起こすだろう。日本市場などはバブル後最高値と連日報道されていて過熱気味である事もあって下げ幅は甚大な物となる可能性を考慮すべきだ。

そうなると、機関投資家や大口が緊急避難先として株式市場以外の投資先に大量の資金を移す事になる。

その際に考えられる主な避難先は、不動産、債券、海外通貨、仮想通貨、貴金属である。

その中で、不動産は除外出来るし、債券も同様に不適格と言わざるを得ない。

日本円は既に円高で推移しているため、これ以上の円高は日銀の介入を招きかねず難しい。ユーロ、ポンドも同様。

仮想通貨は可能性として高いが、トランプ大統領自身が巨大ＩＴ企業や仮想通貨に懐疑的な政治姿勢を取っている事を踏まえれば、いつ規制や介入されるか分からないため、同様に中期的な投資先には不向きである。

消去法として、金や銀などに資金が戻って来る可能性が短期的には一番高いと愚考する。

現在、金は大暴落後の価格のまま低空飛行を続けており、最高値を目指す地合いは醸成されているし、何より現時点で価格が安い事も魅力だ。

金の短期沸騰となれば、自然に日本市場では金銘柄として有名となっている中外に短期的な投機資金が流入する事は想像に難くない。

また、鬼滅銘柄としてもアニメ銘柄としても現下の興行収入報道や原作の人気のブームは株価高騰の援護射撃となるであろう。

以上の考察を以て、今後のブラックスワンに備える保険銘柄としての要素も有する中外鉱業は結果が確定するまでは堅実な投資先であると愚考する。

もし、以上のシナリオが起こらない場合であっても、決算結果が黒字と確定しているので暴落のリスクは低く、どちらに転んでも決して損はしない銘柄ではないだろうか。

常にリスクを頭の片隅に置きながら投資をする賢明なる株主諸氏、ならびにホルダー投資家諸氏の賢明なる判断には脱帽する。

この場を借りて賢明なる諸氏に賛辞を贈りたい。

小生の戯言は以上となるが、最後までご清聴頂き感謝申し上げる。

共に中外鉱業の株式に期待と可能性を見出そうとする賢明なる株主諸氏に益々のご清祥があらん事を祈念し、筆を置かせて頂く。

乱筆再拝