フィットが急反落、１９年４月期業績及び配当予想を下方修正

　フィット<1436.T>が急反落している。前週末１５日の取引終了後、１９年４月期の単独業績予想について、売上高を６０億４１００万円から５０億円（前期比１７．２％減）へ、営業損益を５億８００万円の黒字から１億９０００万円の赤字（前期１０億９３００万円の黒字）へ、最終損益を３億１５００万円の黒字から３億９２００万円の赤字（同５億６２００万円の黒字）へ下方修正したことが嫌気されている。

　組織の再構築に伴い、エナジー事業及び住宅事業の両事業で予定していた営業活動の一部が実施できなかったことや、改正ＦＩＴ法による審査期間の長期化が解消されず売上高が計画未達に終わったことが要因。また、子会社で開始したクラウドファンディング事業などの新規事業開発のためのコストがかかったことも利益を圧迫した。

　同時に、従来未定としていた期末一括配当を１０円にすると発表した。前期実績に対して１６円の減配となる予定だ。

　なお、第３四半期累計（１８年５月～１９年１月）決算は、売上高２４億７２００万円（前年同期比３１．６％減）、営業損益４億３５００万円の赤字（前年同期５億１４００万円の黒字）、最終損益６億３７００万円の赤字（同３億２０００万円の黒字）だった。

出所：minkabuPRESS