★今期上方修正の期待度大★ YKT(2693) 環境一変!相次ぐ設備投資指標に「びっくらぽん」

著者:本村健
投稿:2015/12/14 08:42

一株純資産は450円。配当取りも有利に

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※12月16日 追記

地合いが悪化した昨日も、引けでは確定売りに押されたがしっかりと上値を取りにきた。 本日も5日移動平均線を下支えに堅調に推移しており、来週25日(金)の配当権利付き最終日までは、ここから更に上値を取って来る可能性は非常に高いといえよう。 引き続き動向に注目したい。

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YKT(2693)

NHKの朝ドラ「あさが来た」の主人公の決め台詞「びっくらぽん」ではないが、12月に入ってからの設備投資に関するニュースには驚かされるものばかり。そのなかで独立系の中堅機械商社のYKT(2693)に注目したい。

6日付の日本経済新聞では、「世界の工場」と呼ばれる製造業の拠点である中国に陰りが見えているとし、日本企業の生産拠点の国内回帰が広がりつつあると伝えられ、トヨタを筆頭に自動車メーカーのみならず、大手企業の動向が注目されよう。

国内回帰は安倍政権が泣いて喜ぶところである。これに呼応するかのように、内閣府が8日発表した10月の機械受注統計は民間設備投資の先行指標となる受注額が「市場予測のマイナス1.2%から前月比10.7%増」となり、基調判断を「足踏み」から「持ち直し」に変えた。また、10日に発表された法人企業予測調査では2015年度の設備投資額が前回の「6.1%増から7.5%増」に大きく修正されている。

設備投資関連企業にとって、これほど追い風となる喜ばしいニュースはない。

YKT(2693)は電子機器・工作機械・測定機器・溶接機器・産業機械の機械専門商社であり、国内外の最新鋭生産設備と最先端技術を提供する。

設備投資増の流れは業績に素直に反映されはじめており、同社の決算期は12月。今期は期初に売上高93億円(前期比10%増)、営業利益1.8億円(同735%増)を予想していたが、中間期は予想を上回り第3四半期では「売上高73.4億円で営業利益は2.55億円」を計上していることから、今期予想に「利益上乗せ」が非常に楽しみとなっている。


株価は240円どころとなってきたが、一株純資産は450円もある。設備投資増の流れは新年度になって加速することも想定できるようになった他、来週に迫った「期末5円配当」取りも有利になったとみる。今後の動向に注目したい。

本村
本村健
株式会社SQIジャパン 金融コンサルタント
配信元: 達人の予想

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