ドル円は押し目買いで・・・・・

著者:柳澤浩
投稿:2015/12/10 16:24

121円台前半は底堅そう・・・・・

昨日の海外市場では、原油安、株安がリスク回避の流れを一段と強め、ユーロと円が買われました。ユーロドルは急伸して、1.10ドルの大台を回復し、ドル円は急落して、121.08円と約1ヶ月ぶりの安値まで大きく値を下げました。

本日の東京時間は、日経平均株価が3日続落となり、19,000円に近づく動きとなった他、人民元も売られて、8月の安値に迫る動きとなりました。この為、ドル円は121円台前半から半ばでの揉み合いを続け、上値の重さが目立つ動きが続きました。

今夜の海外時間でも、欧米株式市場動向や原油相場を睨みながらの揉み合いが継続するものと思われます。ドル円は121円台前半では本邦個人投資家、機関投資家からの押し目買い意欲が強く、比較的底堅い展開が続きそうです。

経済指標としては、米輸入物価と米失業保険申請件数の発表が予定されていますが、明日の米小売売上高の方がより重視されそうですから、予想から大きく離れた数字にならない限り、相場への影響は限定的となりそうです。
柳澤浩
(株)FXプライム byGMOチーフアナリスト
配信元: 達人の予想