<動意株・7日>(前引け)=セメダイン、日本CMK、鉄人化

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2015/12/09 12:08
 セメダイン<4999.T>=大幅高。同社は8日の取引終了後、同社株式の29.61%を保有する筆頭株主のカネカ<4118.T>が、同社に対してTOBを実施すると発表しており、TOB価格の576円にサヤ寄せする格好となっている。今回のTOBはカネカによる連結子会社化を目的としており、買付予定数は321万2000株(上限321万2000株、下限は設定なし)。上限まで買い付けた場合、カネカの所有割合は51.01%となる。買付期間は12月9日から来年1月13日まで。なお、TOB成立後もセメダインは上場を維持する予定。

 日本CMK<6958.T>=大幅高。8日付で三菱UFJモルガン・スタンレー証券がレーティングを「ニュートラル」から「オーバーウエート」へ、目標株価を240円から420円へ引き上げた。構造改革に伴う固定費削減と、主力事業の車載向けPCB(プリント配線板)事業が拡大期入りすることを評価。今16年3月期通期連結営業利益は会社側計画と同様の2億円(前期実績6億4100万円)から1億円に引き下げているが、来期予想を21億円から30億円に引き上げている。

 鉄人化計画<2404.T>=急反発。同社は8日取引終了後、ミュージック配信やデジタル・コンテンツ・サービスを展開するレコチョク(東京都港区)と共同出資会社を設立すると発表した。映像と音楽を活用した新しい音楽体験サービスの提供を目的に来年度のサービス開始を目指す。新会社設立は12月11日(予定)で、出資比率は鉄人化計画、レコチョクそれぞれが50%ずつとなる。これに伴い中期的なビジネス展開力が高まるとの思惑が短期資金の買いを誘導している。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。


出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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