<注目銘柄>=ニチモウ、底練りから浮上の機近い

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2015/12/08 10:04
PBR0.5倍は見直し濃厚に

 ニチモウ<8091.T>は底練りから浮上の機が近そうだ。同社は水産物販売と漁網など漁業用資材を収益の二本柱としており、16年3月期は営業利益段階で53%増益の13億円を予想するなど好調。水産品はカニなどの価格上昇で利益採算が向上しており、漁網などの海洋事業も伸びている。

 7~9月期の業績低迷が11月前半の株価急落につながったが、行き過ぎて売られた感も強い。好調を極めた4~6月期の反動や、海洋事業部門で納入ずれ込みなどの影響が出たもので、下期盛り返しも想定される。

 時価PBRは0.5倍前後と解散価値の半値水準に放置される一方、配当利回りは2.4%と高いことも見直しを誘う。

 ダム・河川用網場、安全ネット、落石防止ネット、道路敷設ネットなども手掛け、防災関連としてのテーマ性も持つ。(銀)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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