建て替えで、賃貸可能面積は1.8倍に
＊9/7 追記
■注目銘柄
┗ヒューリック(3003)
みずほ銀行系の不動産デベロッパー。保有する不動産の約7割が東京23区内に立地し、最寄駅から徒歩3分以内の好立地に賃貸ビルを数多く保有しています。
不動産大手では三菱地所の丸の内のように、地域ごとに棲み分けが見られています。ヒューリックは特に集中して都市開発を行っているわけではありませんが、銀座・有楽町エリアに11物件を保有しており、同エリアとしては最大の延床面積を誇ります。
訪日外国人の増加を受けて、都心の店舗賃料が上昇しており、中でも銀座地区の大通りに面した物件では、前年比1～2割も平均賃料が上昇しています。
銀座の大通り沿いはほとんど空き物件がなく、2020年の東京五輪開催に向けて銀座地区の賃料上昇は続くことが想定されます。上場企業では最大の賃貸不動産を保有する同社がもっとも賃料上昇の恩恵を受けることが出来るといえそうです。
また、古いビルは容積率を余している場合が多く、ヒューリックでは保有するオフィスビルの建て替えを積極的に行っています。2009年からの5年間で計45棟の建て替えに着手し、賃貸可能面積は1.8倍に拡大しました。新築に建て替えることで、賃料上昇も期待できます。
業績面は好調です。1～6月期の業績は営業利益が17.6％増の217億円、最終利益が21.6％増の145億円とともに2ケタ増収。経常利益を400億円程度にするという中期経営目標は、15年12月期に1年前倒しで達成出来る見通しです。
株価は地合いの悪化に押され、株価は先週1000円を割り込みましたが、3ケタの株価は狙い目かと思います。
小野山 功
■注目銘柄
┗ヒューリック(3003)
みずほ銀行系の不動産デベロッパー。保有する不動産の約7割が東京23区内に立地し、最寄駅から徒歩3分以内の好立地に賃貸ビルを数多く保有しています。
不動産大手では三菱地所の丸の内のように、地域ごとに棲み分けが見られています。ヒューリックは特に集中して都市開発を行っているわけではありませんが、銀座・有楽町エリアに11物件を保有しており、同エリアとしては最大の延床面積を誇ります。
訪日外国人の増加を受けて、都心の店舗賃料が上昇しており、中でも銀座地区の大通りに面した物件では、前年比1～2割も平均賃料が上昇しています。
銀座の大通り沿いはほとんど空き物件がなく、2020年の東京五輪開催に向けて銀座地区の賃料上昇は続くことが想定されます。上場企業では最大の賃貸不動産を保有する同社がもっとも賃料上昇の恩恵を受けることが出来るといえそうです。
また、古いビルは容積率を余している場合が多く、ヒューリックでは保有するオフィスビルの建て替えを積極的に行っています。2009年からの5年間で計45棟の建て替えに着手し、賃貸可能面積は1.8倍に拡大しました。新築に建て替えることで、賃料上昇も期待できます。
業績面は好調です。1～6月期の業績は営業利益が17.6％増の217億円、最終利益が21.6％増の145億円とともに2ケタ増収。経常利益を400億円程度にするという中期経営目標は、15年12月期に1年前倒しで達成出来る見通しです。
株価は地合いの悪化に押され、株価は先週1000円を割り込みましたが、3ケタの株価は狙い目かと思います。
小野山 功
