ドル円は揉み合い継続へ・・・・・

ロックハート/フィッシャー発言待ちで・・・・・

　昨日、当欄で指摘させて頂きました、日足・一目・基準線と200日移動平均線を見事に上抜けたドル円ですが、現在は121円丁度を挟んでの揉み合いを続けています。

　今週月曜日の急落局面で、一時、116円台まで下げた訳ですから、既に、5円程度、値を戻した事になります。そうなると、流石に上昇一服となる可能性も高いのかもしれません。

　今夜、米国では、個人所得、個人消費支出とＰＣＥコア価格指数の発表、それに複数の地区連銀総裁発言が予定されています。中でも、ＦＯＭＣでの投票権保持者であるロックハート・アトランタ連銀総裁が、昨日のＧＤＰ大幅上方改定を受けて、再び、9月利上げに意欲的な発言をするかには注目です。

　但し、明日、土曜日にフィッシャー・ＦＲＢ副議長が、ジャクソンホール・シンポジウムで、インフレに関するパネル・ディスカッションに参加の予定で有り、此方がハト派的なニュアンスになるとの見方もあり、その意味で、今夜は動き難くなり、このまま、121円丁度近辺での揉み合い継続となるかもしれません。