米住宅指標には期待出来るが・・・・

人民元安も気になるので・・・・

　昨日のドル円は米・ＮＹ連銀景況指数が約6年ぶりの弱い数字となった事で一時急落する動きとなりましたが、その一方で、住宅市場指数が予想通りながら、直近の最高値レベルを維持した事で値を戻す事となりました。

　この為、本日も、米・7月住宅着工件数と同・建設許可件数は堅調な住宅市場の状況を裏付ける数字となる可能性が高く、そうなれば、ドルの支援材料となるものと思われます。

　しかし、今日は人民元相場がやや軟調となっており、中国人民銀行発表の中心レートよりも、市場実勢が元安に振れています。この為、これが株式市場の足かせとなれば、ドルの下押し材料となる可能性もあります。

　明日発表予定の米・7月ＣＰＩと7月ＦＯＭＣ議事要旨を前に、基本的には様子見気分が強いとは思いますが、もし、住宅指標が予想外に弱い数字となる場合には、ドル売りが強まる可能性がありますので、注意が必要かもしれません。