トヨタが3日続落で8000円割れ、4~6月期最終利益は前年同期比10%増も販売計画下方修正

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2015/08/05 09:12
 トヨタ自動車<7203.T>は3日続落で8000円大台割れとなった。同社が4日取引終了後に発表した16年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算は、売上高が6兆9876億4800万円(前年同期比9.3%増)、営業利益7560億100万円(同9.1%増)、最終利益6463億9400万円(同10.0%増)だった。最終利益は2ケタの伸びを示し、同期間の過去最高を更新した。北米の自動車販売が好調に推移、欧州とアジアの低調を補った。また、為替の円安メリットも反映された。同時に16年3月期通期の連結売上高予想の上方修正を発表、27兆5000億円から27兆8000億円(前期比2.1%増)へ増額した。営業利益は2兆8000億円(同1.8%増)、最終利益は2兆2500億円(同3.5%増)で据え置いている(為替レートは、通期平均で1ドル=117円、1ユーロ=127円を前提)。
 しかし、15年暦年の販売計画については、ダイハツ工業<7262.T>日野自動車<7205.T>を合わせたグループ全体の販売計画を1012万台(前年比1%減)に修正、従来計画から3万台引き下げており、これが嫌気され売りが優勢となった。なお、野村証券では同社のレーティングを「バイ」継続、目標株価を1万500円から1万700円に引き上げている。

トヨタの株価は9時5分現在7915円(▼206円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

関連銘柄

銘柄名称 株価 前日比
3,319.0
(15:00)
-72.0
(-2.12%)
1,491.0
(07/26)
-24.0
(-1.58%)
425.3
(15:00)
-12.6
(-2.87%)