ファンケルが反落、9月中間期業績予想を上方修正も材料出尽くし感強まる

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2015/07/30 09:58
 ファンケル<4921.T>が反落。29日の取引終了後、第2四半期累計(4~9月)連結業績見通しについて、売上高を従来予想の408億円から426億円(前年同期比16.6%増)へ、営業損益を同18億円の赤字から9億円の赤字(前年同期3億円の黒字)へ、最終損益を同12億円の赤字から5億5000万円の赤字(同5億7300万円の黒字)へ上方修正したが、株価は前日に年初来高値を更新するなど、決算を先取りする形で上昇しており、材料出尽くし感から利益確定の売りが出ているようだ。
 上方修正の要因は、4月からスタートした戦略的な広告投資が成果を上げたことに加えて、インバウンド需要が想定以上に増加したことや、広告宣伝費の使用時期を一部見直したことなどが寄与したという。また、あわせて発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高221億1200万円(前年同期比23.8%増)、営業損益6億3800万円の黒字(前年同期5億8400万円の赤字)、最終損益4億6800万円の黒字(同3億200万円の赤字)だった。新たな戦略的な広告投資が奏功し、化粧品関連事業、栄養補助食品関連事業が大幅な増収となったことが業績を牽引した。

ファンケルの株価は9時54分現在1935円(▼32円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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