<話題の焦点>=防災関連を再点検、いざという時のために、備えあれば憂いなし

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2015/06/09 11:52
 いま、日本列島が揺れている。最近でも、神奈川県箱根の火山活動の活発化、鹿児島県口永良部島の噴火、そして小笠原諸島西方沖で発生した巨大地震と、立て続けに起きた異変に、地震慣れした日本国民も、さすがに戦々恐々。今後、「なにかが起こるのではないか」と不安心理が募っている。

 ただ、不安心理を煽るような言動に踊らされるのは禁物で、いかなるときでも冷静な対応が求められる。東日本大震災での経験を胸に、備蓄食料品の賞味期限の確認など、いざと言う時の準備は、防災の日だけではなく、日常から心掛けておく必要がある。改めて、災害時に最低限必要とされる製品群を供給する銘柄を点検した。

 非常時に必要とされる食料は、最低3日分とも言われている。保存食ではビスコ保存缶の江崎グリコ<2206.T>、えいようかんで井村屋グループ<2209.T>、包装餅、包装米飯でサトウ食品工業<2923.T>などが知られる。飲料水ではサントリー食品インターナショナル<2587.T>が筆頭に挙げられる。

 食料の確保も重要だが、災害時にはまず身を守らなければならない。消火器でモリタホールディングス<6455.T>、拡声器でTOA<6809.T>、ヘルメットなどを販売するワークマン<7564.T>も注目。また、東日本大震災で電池が不足したのが記憶に残るが、本体の穴に水を入れるだけで発電する単三型電池「NOPOPO」を開発したのがナカバヤシ<7987.T>。未開封状態で20年未満の長期保存が可能だという。

 備えあれば憂いなしである。

◆災害時の主な防災用品関連銘柄

 項目       銘柄<コード>

非常食(保存食) グリコ<2206.T>
         井村屋G<2209.T>
         大塚HD<4578.T>
         サトウ食品<2923.T>
         森永菓<2201.T>
水        伊藤園<2593.T>
         サントリーBF<2587.T>
缶詰       東洋水産<2875.T>
         極洋<1301.T>
         マルハニチロ<1333.T>
拡声器      TOA<6809.T>
消火器      モリタHD<6455.T>
ヘルメット    ワークマン<7564.T>
発電機      デンヨー<6517.T>
         沢藤電<6901.T>
電池       ナカバヤシ<7987.T>


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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