株価は一時14%安と急落
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*5月27日追記
サーベラスが保有していた約3300万株の売却は、市場外取引で機関投資家などに売却されたため、需給悪化の直接的な理由ではないとみられますが、サーベラスは依然として西武HD株の約20%を保有する筆頭株主ですので、残りの株式の放出懸念が株価の重しになっています。
ただ、筆頭株主の株式放出により浮動株比率は増加しますので、今後TOPIXの構成比率引き上げによる需給面の改善が期待できるのではないでしょうか。
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■注目銘柄
┗西武ホールディングス(9024)
鉄道やホテル、球団等を傘下に持つ西武グループの持株会社。
先週22日(金)に、筆頭株主のサーベラス・キャピタル・マネジメントが保有する3375万株(発行済み株式総数の10.1%)を売却すると報じられ、需給悪化を懸念して株価は一時14%安と急落しました。
ただ、売却先のモルガン・スタンレーMUFG証券は同日、売却がすべて完了したと発表しています。
市場外取引で国内外の機関投資家に売却したとみられ、多くは安定的に同社株を保有する長期の投資家とみられます。
サーベラスは売却後も25%程度の株式を保有するため、今後も追加で保有株の売却に動く可能性がありますが、市場に流通する株式数が増え、短期的に需給が悪化する可能性は低いと考えます。
同社は、リニア新幹線の始発駅となる品川地区を含め、東京23区内に私鉄としては最大の土地を保有しています。
グランドプリンスホテル赤坂跡地の「ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町」や、池袋旧本社ビルの再開発など話題は目白押しですので、今週は株価も次第に落ち着きがみられるのではないでしょうか。
小野山 功
*5月27日追記
サーベラスが保有していた約3300万株の売却は、市場外取引で機関投資家などに売却されたため、需給悪化の直接的な理由ではないとみられますが、サーベラスは依然として西武HD株の約20%を保有する筆頭株主ですので、残りの株式の放出懸念が株価の重しになっています。
ただ、筆頭株主の株式放出により浮動株比率は増加しますので、今後TOPIXの構成比率引き上げによる需給面の改善が期待できるのではないでしょうか。
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■注目銘柄
┗西武ホールディングス(9024)
鉄道やホテル、球団等を傘下に持つ西武グループの持株会社。
先週22日(金)に、筆頭株主のサーベラス・キャピタル・マネジメントが保有する3375万株(発行済み株式総数の10.1%)を売却すると報じられ、需給悪化を懸念して株価は一時14%安と急落しました。
ただ、売却先のモルガン・スタンレーMUFG証券は同日、売却がすべて完了したと発表しています。
市場外取引で国内外の機関投資家に売却したとみられ、多くは安定的に同社株を保有する長期の投資家とみられます。
サーベラスは売却後も25%程度の株式を保有するため、今後も追加で保有株の売却に動く可能性がありますが、市場に流通する株式数が増え、短期的に需給が悪化する可能性は低いと考えます。
同社は、リニア新幹線の始発駅となる品川地区を含め、東京23区内に私鉄としては最大の土地を保有しています。
グランドプリンスホテル赤坂跡地の「ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町」や、池袋旧本社ビルの再開発など話題は目白押しですので、今週は株価も次第に落ち着きがみられるのではないでしょうか。
小野山 功