<動意株・13日>(前引け)=日電硝、不二ラテックス、SI

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2015/04/13 11:37
 日本電気硝子<5214.T>=急伸。10日取引終了後、15年12月期第1四半期(15年1~3月)の連結業績予想の修正を発表した。営業利益は10~20億円から45億円に大幅増額、これがポジティブサプライズとなった。生産性の改善や経費削減努力が功を奏し従来予想に上乗せされた。最終利益については15年度税制改正(法人実効税率の引き下げ)に伴う繰延税金資産の取り崩しを織り込んだことから赤字となったが、株価は本業の儲けを示す営業利益の上方修正を評価する格好となっている。

 不二ラテックス<5199.T>=ストップ高。12日付の日本経済新聞で、主力の産業用緩衝器の海外販売を増やすと報じられたことを好材料視した買いが入っている。記事によると、ドイツで2016年度までに販売拠点を新設するほか、新栃木工場(栃木市)に数億円を投じ、生産設備も増強するという。これにより生産量は16年度に14年度見込み比1割増える。自動車の内装や家具などへの利用を見込み、グループの売上高で16年度に同1割増の72億円にすることを目指すという。また、ドイツで人材を現地採用し、拠点を新設するとあることから、生産拡大と海外事業強化による、業績拡大への期待感から買いを集めているようだ。

 システムインテグレータ<3826.T>=大幅高。10日の取引終了後、今16年2月期の単体業績予想を発表。売上高30億円(前期比3.3%減)、営業損益3億5000万円の黒字(前期実績7億3300万円の赤字)、最終損益2億2000万円の黒字(同9億600万円の赤字)と黒字転換を見込んでおり、これを好感している。前期は自社パッケージに直接関係しないシステムインテグレーション分野で創業以来最大規模の不採算案件が発生したが、これが一巡する。同社では16年2月期をスタートとする新たな中期経営計画「Core2015」を策定、目標最終年度となる18年2月期に売上高40億円を目指している。

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出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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