含み益「600億円?」テレビ製造は縮小へ
■注目銘柄
┗宮越ホールディングス(6620)
子会社にてLED液晶テレビの製造が主力でしたが、現在ではテレビ生産は縮小し、中国での不動産開発に注力しています。
1987年(昭和62年)に、中国の広東省深セン市に工業用地として13.6万平方メートルの土地を取得しましたが、その後、同工業区が市のスマートシティ建設予定地になり、大規模な再開発構想が持ち上がっています。
深セン市政府の要請で、昨年7月に用地の一部を売却しましたが、売却益(譲渡価格-帳簿価格)がなんと 40億円にもなります。
しかも、今回は敷地の7%ほどの売却にとどまっており、それでも 40億円もの利益が出るのですから、全部売却すると想定すると 「600億円」もの含み益が発生する計算になります。
同社の3月11日時点の時価総額は 72億円程度で、含み益を考慮すれば、株価は安すぎるといえるかもしれません。
工場の敷地をすべて売却できるかは不透明ですし、有利子負債が 76億円超と多いため、額面通りには受け入れられていないようです。
ただ、昨年7月下旬に1600円台まで買われた経緯があるため、再物色の動きが期待できるとみております。
小野山 功
┗宮越ホールディングス(6620)
子会社にてLED液晶テレビの製造が主力でしたが、現在ではテレビ生産は縮小し、中国での不動産開発に注力しています。
1987年(昭和62年)に、中国の広東省深セン市に工業用地として13.6万平方メートルの土地を取得しましたが、その後、同工業区が市のスマートシティ建設予定地になり、大規模な再開発構想が持ち上がっています。
深セン市政府の要請で、昨年7月に用地の一部を売却しましたが、売却益(譲渡価格-帳簿価格)がなんと 40億円にもなります。
しかも、今回は敷地の7%ほどの売却にとどまっており、それでも 40億円もの利益が出るのですから、全部売却すると想定すると 「600億円」もの含み益が発生する計算になります。
同社の3月11日時点の時価総額は 72億円程度で、含み益を考慮すれば、株価は安すぎるといえるかもしれません。
工場の敷地をすべて売却できるかは不透明ですし、有利子負債が 76億円超と多いため、額面通りには受け入れられていないようです。
ただ、昨年7月下旬に1600円台まで買われた経緯があるため、再物色の動きが期待できるとみております。
小野山 功