コープケミと片倉チッカリンが１０月メドに合併すると発表、日本最大の肥料会社誕生へ

　片倉チッカリン<4031.T>とコープケミカル<4003.T>がこの日の取引終了後、１０月１日をメドに合併することで基本合意したと発表した。果樹・園芸用有機複合肥料を得意とする片倉チッカリンと米麦向け化学肥料を得意とするコープケミが合併することで、ほぼ全ての営農類型をカバーする日本最大の肥料会社が誕生することになる。合併は片倉チッカリを存続会社、コープケミを消滅会社として行われ、コープケミ株式１株に対して、片倉チッカリ株式０．２７５株を割り当てる。なお、これに伴い、コープケミは９月２８日付で上場廃止となる予定。
　また、合併に先立ち両社ではそれぞれ第三者割当増資の実施を発表した。片倉チッカリンは丸紅<8002.T>に対して４８０万株の新株を発行し、手取り概算で１３億１８６０万円を調達する予定で、大分駅南側土地の開発費用および事業基盤強化費用の一部に充当する予定。一方、コープケミは全国農業協同組合連合会（全農）などに対して３３２５万株の新株を発行し、手取り概算で３５億３７７５万円を調達する予定で、短期および長期借入金の返済資金に充当するとしている。



出所：株経通信（株式会社みんかぶ）