ドル円、小じっかりか・・・・

ユーロの戻りに注目・・・・

　ギリシャの総選挙が終了し、急進左派が予想以上の勝利となりました。これを受けて、東京時間朝方には、ユーロ売りが一時強まりましたが、その後、悪材料出尽くし感が強まり、ユーロを買い戻す動きが優勢となっています。

　ドル円もユーロが下落する際には、リスク回避的な動きの中、117円台前半まで売られましたが、ユーロが反発に転ずると、118円台を回復する等、次第に堅調な地合いになって来ています。この為、今日の処は、118円台前半での揉み合いを続けそうです。

　明日以降の動きですが、ギリシャ急進左派のツィプラス党首が新首相になる見込みですから、就任後、ＥＵ、ＩＭＦに対して債務減免を求める等、具体的に選挙時の公約を履行する姿勢を強めるものと思われます。

　その際、交渉の材料として、グレグジット（ギリシャのユーロ圏離脱）をほのめかすこともあるでしょうから、その場合には、再び、ユーロが売られ、リスク回避的にユーロ円も下落し、ドル円も連れ安となりそうです。