【買い】スカイマーク(9204)悪材料出尽くしか!?  フェアトレード 西村 剛

著者:西村剛
投稿:2015/01/04 14:57

残るは倒産リスクだけだが、その可能性は低い

29日追記:同社は28日夜に民事再生法の申請を行い受理されたと発表しました。社長であった西久保氏は同日付で退任し、取締役の有森氏が新社長に就任、投資会社の資金支援を受け再生を目指すと発表されました。同社の民事再生法申請を受け、東証は同日付で同社を整理銘柄に指定し3月1日付で上場廃止となる見込みです。同社については過去に何度か取材しており、航空業界の第三極として期待しておりましたので残念です。同社についてはエアバス社からの訴訟リスクはあったものの、12月に入り、JAL、ANAとの共同運航や資本提携を模索との報道があったことや、2月に臨時株主総会を開催し新たな資金調達案が発表されるのではないかの観測があったことから、経営再建の道筋に目処がたったのではないかと考えていましたが、残念ながら今回民事再生法申請となってしまいました。

■注目銘柄
【買い】スカイマーク(9204)

■注目理由
12月19日にエアバス社が訴訟の準備を開始したとの報道を受け株価は大きく下落。12月18日につけた直近高値520円から333円まで下落している。エアバス社に対する違約金問題は依然大きなリスク要因ではあるが、ANA、JALとの共同運航が正式に決まれば同社の倒産リスクはかなり小さくなるのではないだろうか。ここから更に悪材料が出るとすれば、違約金の額が予想以上に大きいことが挙げられるが、ANAとJALの後ろ盾があることを考えればその可能性は低いのではないだろうか。今のタイミングはまさに悪材料出尽くしのタイミングであり、ここから更に株価が大きく下がる可能性は低いと考えます。
西村剛
フェアトレード株式会社 代表取締役
配信元: 達人の予想

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