<動意株・16日>(大引け)=ホロン、TKC、ダイヘンなど

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/12/16 15:36
 ホロン<7748.T>=急騰、寄り付きからカイ気配スタートで水準を切り上げ値幅制限上限で着地、その後も継続的に買いが流入する人気となっている。同社は電子ビームをコントロールする技術をコアテクノロジーとして半導体製造工程で使用されるマスクやウエハーが正確に設計されているかを検査・測定する装置を手掛ける。また、高技術力をベースにナノテク分野への展開でも思惑を誘っている。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のイノベーション実用化ベンチャー支援事業において、同社研究開発事業が採択されており、補助金案件のオープン型電子顕微鏡は15年度に投入する方向で投機筋の手掛かり材料として注目を集めているようだ。

 TKC<9746.T>=堅調。全体相場が軟調地合いのなか底堅い動きとなっている。同社は15日に、全国の市町村向けに提供する「新世代TASKクラウド(番号制度対応版)」の漢字検索・外字作成に関する特許を取得したと発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。これは、人名に用いられる「漢字」を手書き文字から簡単に検索・作成できるようにする仕組み。これにより、市町村では「住民基本台帳ネットワーク統一文字」約2万2000件、または「IPAmj明朝フォント」約6万件の中から該当する文字を簡単に検索・作成し、また参照・比較機能によって類似字形の誤入力を防ぎ、より効率的な処理が可能となる。

 ダイヘン<6622.T>=反発。全般波乱安の様相となるなかで強い動きをみせている。株価は一時前日比16円高の544円まで買われ、1月17日の年初来高値549円を指呼の間にとらえている。柱上変圧器など電力機器を手掛けるが、配電網設備向けなどに需要高水準で収益を牽引、15年3月期の連結営業利益は期初予想から増額され前期比26.1%増の80億円を見込むが、一段の上振れ余地を内包しているとの見方が強い。東海東京調査センターが15日付で同社のレーティングを「2」から「1」に格上げしていることも株高を後押している。

 フジクラ<5803.T>=大幅高。15日の取引終了後、自社株取得枠の設定を発表したことを好感する買いが入っている。発行済み株式総数の4.61%に相当する1500万株、90億円を上限としており、取得期間は12月16日から2015年3月24日まで。

 たけびし<7510.T>=一時ストップ高で年初来高値を更新。同社は15日の取引終了後、12月22日付で東証2部から1部市場へ指定されることになったと発表した。この日は、東証1部指定によるTOPIX採用に伴い、機関投資家からの新たな組み入れニーズが発生することなどへの期待感から買いが流入している。

 ジャパンインベストメントアドバイザー<7172.T>=急反騰。15日の取引終了後、12月31日を基準日として1対5株の株式分割を実施すると発表しており、これを好感した買いが入っている。投資単位当たりの金額を引き下げることで、投資家がより投資しやすい環境を整え、流動性の向上と投資家層の拡大を図ることが目的という。効力発生日は来年1月1日。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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