岩谷産、菱化工機などに買い集中、政府の水素ステーションの規制緩和報道が刺激

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/12/10 09:10
 岩谷産業<8088.T>三菱化工機<6331.T>加地テック<6391.T>など水素ステーション関連に位置付けられる銘柄に全般軟調相場の中で買いが集中している。政府は次世代エコカーの本命とされる燃料電池車の燃料を供給する水素ステーションの規制緩和に乗り出し、建築基準や保安規制の緩和で設置コストを半減すると、10日付の日本経済新聞が1面トップで報じた。これを材料視した短期資金の流入が株価を押し上げている。政府はエネルギー各社などの設置計画を後押しし、15年度中に全国100カ所の整備を目指す方針と伝えられており、関連企業にとってビジネスチャンスにつながる可能性がある。岩谷産は水素販売で市場シェア6割というトップサプライヤーであり、15年度までに20カ所の水素ステーションを設置する計画を示していることで、同テーマの中軸銘柄として株価を先駆させているが、このほか水素製造技術に定評があり、水蒸気改質型水素製造装置などを展開する菱化工機、ステーション用に水素圧縮機を手掛ける加地テックなども物色資金のターゲットとして注目されている。

岩谷産の株価は9時9分現在878円(△42円)
菱化工機の株価は9時9分現在493円(△15円)
加地テックの株価は9時9分現在434円(△9円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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