プリマハムに静かな潮流、TPP背景に提携思惑が上値演出も

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/12/08 14:57
 プリマハム<2281.T>がじわりと上値を慕う展開。ここ「法人筋とみられる買いが静かに流入しているもよう」(市場関係者)で、その背景に指摘されているのが、「伊藤忠商事<8001.T>保有銘柄の底上げの動き」(同)という。直近では伊藤忠を筆頭株主とする戸田工業<4100.T>が特段の材料やテーマのないなかで水準を切り上げて注目を呼んだ。同社も筆頭株主は伊藤忠だ。
 材料としては、円安進行が輸入コスト上昇で逆風となっているものの、それだけに衆院選挙後の環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)進展に対する動きを絡め業界内での提携の動きをハヤす向きがあるようだ。米ソーセージ大手のジョンソンヴィル・ソーセージが日本で生ソーセージを本格販売する方向にあり、その際、「提携するプリマハムの流通網を通じてイオンなどで販売することが思惑材料」(国内投資顧問)と指摘する声もある。株高に意外性があり、展開によっては早晩8月21日の年初来高値305円を意識する局面も。

プリマの株価は14時48分現在272円(△4円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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