選挙前のバイオ関連アノマリーの一角

著者:木村佳子
投稿:2014/11/26 01:32

調整明け期待の<4575>キャンバス(M-CANBAS)

キャンバス4575 
単位 100株
東証マザーズ上場のバイオ企業。


 同社の代表取締役社長である河邊 拓己氏は京都大学大学院分子医学系専攻修了した医学博士で、副作用の少ないがん治療薬の開発を目指しています。
 直近の決算では赤字幅が縮小しており、黒字化も見据えられるようになりました。
材料としては2014年10月9日、同社が開発中の抗がん剤候補化合物「CBS9106」に関する特許出願が特許庁から特許査定を受領したことが注目されます。
 これをうけて、翌日の10月10日は当時の価格1000円前後の水準から一気に70円高となり、以来、三桁幅で上昇し、10月21日には1640円をつけたましたが、利益確定売りもでて、約一ヶ月ほど調整してきました。
 それが、このところのバイオ株人気で再び、出直ってきている格好です。
1200円前後で多少、もみ合うと思いますが、選挙期間はバイオが動くアノマリーもあり、1600円近辺への戻り人気は十分、期待できると思います。
 高値つかみを避けたい場合は、直近の時系列データの安値を参考に1150円前後で指値で粘る方法も検討に値するでしょう。

 ちなみに11月25日の引値は 1,259円で前日比 +43 (+3.54%) でした。この価格での各指標は以下のとおりです。
PER27.2倍
PBR14.51倍
配当はありません。
 なお、よく比較される銘柄として オンコセラピやジーンテクノ 、ナノキャリア がありますが、いずれも最近、動意づいていますね。


配信元: 達人の予想

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