セイコーＨＤは反落、１５年３月期最終利益予想を１８０億円に増額も織り込み済み

　セイコーホールディングス<8050.T>は３日ぶり急反落となった。同社は１１日取引終了後、１５年３月期通期の連結業績予想の修正を発表、売上高と営業利益は従来予想を据え置いたが、経常利益については従来予想の１３０億円から１４０億円（前期比３７．７％増）に最終利益は１７０億円から１８０億円（同２．４倍）に増額した。しかし、株価は増額修正の可能性を織り込みつつ１０月中旬以降一貫した上昇波を形成してきた。また、増額の背景は主に為替相場の円安によるメリットを考慮したもので、いったん材料出尽くしとみた売りを誘っている。なお、発表された第２四半期累計（１４年４～９月）の連結最終利益は１３２億４６００万円（前年同期比３７．９％増）だった。

セイコーの株価は９時２８分現在５６５円（▼１３円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）