＜前場の注目銘柄＞＝双信電機、ノイズフィルター好調推移

　双信電機<6938.T>は１０月１４日の３６４円で下げ止まる動き。無借金経営で財務内容は良好、ＰＢＲ０．５倍の時価は妙味がありそうだ。

　ノイズ除去フィルター主力の電子部品中堅で幅広い分野に製品を納入している。産業機械向けのノイズフィルターや鉄道インフラ向け製品が好調に推移。情報通信機器でも、高速通信基地局向けカプラ・バランや積層誘電体フィルターなどが拡大しており、今１５年３月期は１５日に通期連結営業利益で従来予想の２億１０００万円から２億８０００万円（前期比５２．２％増）へ上方修正している。

　前提為替レートを１ドル＝１００円に設定していることから、円安基調が継続すればさらなる上振れを期待。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）